これで初見につよくなる!楽譜の速読術(ハ音記号編
ハ音記号、という名前をはじめて聞く方も多いはずです。しかしこのハ音記号、使い方によっては速読みの近道になる存在です。
また音楽大学の受験を考えている方は楽典の試験範囲に必ず含まれている要素です。確実に覚えておきましょう。
ハ音記号とは
上のような形をした記号です。よく使われるのはビオラ、ファゴット(バスーン)の楽譜で用いられています。
まず、なぜハ音記号と言われているのか。
それは譜表になった時に中心部をドと表記するからです。
そしてハ音記号の大きな特徴は、様々な譜表があることでしょう。
ハ音記号と代表的な譜表
ハ音譜表は主に上記3つが用いられます(といっても実際目にする機会は少ないですが・・・
特にアルト譜表、テノール譜表は楽典の試験の出題範囲になりますので覚えておきましょう。
ドの位置をまずおぼえましょう
ハ音記号に関しても、譜読みの基本は同じです。まずド、もしくはソの位置を覚えるのが先決です。
ここからはよく用いられるアルト譜表、テノール譜表を扱います。
テノールの高音のドはあまりみられませんが、アルト譜表での高音のドはしばしばみられます。
基本的にハ音記号はドから数えるのが基本ですが、実はこれ結構間違えやすいです。私自身もケアレスミスを何度もおかしています。
そこでミスをなくす方法の一種、ソやファから数えるという方法があります。そうすることで数える効率性があがり、ミスを減らせるということです。
またテノール譜表はアルトの三度下、つまりアルト譜表でレ、はテノール譜表だとシ、と覚えると和音を判定する問題が楽になる、といったやり方もあります。
音楽大学の楽典問題でハ音記号はどこの学校でもでてきます。今年受験でも今からちゃんと覚ええれば間にあいますよ!
次回は調合や移調に関して説明していきます。