

作曲にはMTRを活用してみよう!
最近では、パソコンの普及と共にDTMで作曲をする方も増えてきました。
しかし、パソコンは苦手という方もいますし、思いついたメロディーやコードを手軽に録音しておいて、そこからDAWで広げていくという方もいます。
そうした方には、MTR(マルチトラックレコーダー)がおすすめです。
MTRはDAWの登場よりも前からあるものですが、どういったものなのか、その使い方や利用の仕方を説明したいと思います。
そもそもMTRってどんなもの?
BOSS BR1200
MTRは多重録音ができるレコーダーです。一つひとつの楽器の音を別々のトラックへ録音し、また再生することもできるものなのです。
MTRそのものは、何十年も前からあるもので、時代の変化に伴って変化してきました。
少し前までは、最終的にCDに焼ける機能もあるものもありましたが、今は、ほとんどのものがSDカードが入るようになっていて、データ化できるようになっています。
つまり、パソコンとやり取りができ、データの保存や移動が簡単にできるということです。
曲の大筋をMTRで作る
MTRをもともと使っていた方にとっては、曲の大筋を作るのに使っていた機械という印象もあるかと思います。
ギターが弾ける方はギターを録音し、そこにマイクで歌を重ねるといった使い方をしていたのではないでしょうか。
録音したものは即座に聞き返すことができ、そこからイメージを膨らましていくことができます。
音を重ねて録音し、聞くことによって、自分が思っているものを客観的に感じ取ることができるのです。
DTMでもそうしたことができますが、DAWよりも簡単に録音することができるのが大きなメリットです。
MTRとDAWとの連携
パソコンとやり取りができることによって、DAWと連携を取ることもできます。
例えば、DAWで作ったオケをMTRに入れて、MTRをスタジオに持っていき、ボーカルレコーディングを行うことができ、さらにレコーディングしたものをDAWに入れて編集することができるのです。
MTRは安定して使うことができるため、ノートパソコンを持っていってスタジオで録音するよりも安心です。
また、オーディオインターフェースとして使うこともできるMTRもあります。
MTRとDAWをうまく使っていくことで、よりよい曲を作ることができるのです。
まとめ
一昔前からあったMTRも、現代に合わせて進化してきています。
MTR単体でレコーディングに使うこともできますが、ここで紹介したように作曲のために使うという方法もあります。
作曲をするうえで、DAWだけでなく、MTRも活用していってみましょう。