ピアノの音量をコントロールするには?音量の癖を直そう!

ピアノの音量をコントロールするには?音量の癖を直そう!

ピアノの演奏に癖がある人は多いものです。今回は、ピアノの演奏をするときの音が小さすぎる、大きすぎるという悩みが解決できるように解説していきたいと思います。小さな女の子に多いのですが、ピアノの音が小さすぎて聞こえない子がいます。あるいは、男子高校生などがピアノを始めたばかりで、体力もあり、普通に弾いているだけなのにガンガンと大きく鳴ってしまうという悩みがある人もいるでしょう。思い通りに音量をコントロールするには、体の使い方を意識して変える必要があります。それでは、順番に見ていきましょう。

ピアノの音が小さくて聞こえないという悩み

ピアノを弾く子の手

指先だけ、しかも第一関節と第二関節だけを動かして引っ掛けるようにしてピアノを弾いていませんか?自分の手をよく観察してみましょう。指の付け根に第三関節があり、手首、ひじ、肩と力を入れられる場所がいくつもあります。指先だけで弾くのではなく、時に腕の重みをかけながら弾くとダイナミックで響く大きな音が出ますよ。

また、特に大きな音を出したい場合は、一番下までしっかりと打鍵することも意識しましょう。大きく弾くというより、深く響かせるイメージです。

ピアノの音が大きすぎるという悩み

ピアノを弾く男の子

腕の重さを常に指先に伝えて弾いていませんか?ピアノ(p)の記号のときにそれをやってしまうと、音量が大きすぎます。手を卵を持つ形にして手首から腕を固定し、なるべく指先だけで軽く弾くように意識してみてください。このとき、重心は手首ではなく、指先に持っていきます。また、鍵盤からなるべく指を離さないようにしましょう。腕を動かしながら大きく鍵盤上から離れてしまうと、それだけ音量がアップしてしまいます。

あまり推奨はできませんが、裏ワザとして、どうしても直らない場合は消音ペダルを踏むと音が小さくなりますよ。

音量が大きい・小さい両方の人に共通して言えること

鍵盤

普段キーボードで練習しているという人は特に要注意です。特に、押した力に応じて音量が変わらないタイプのキーボードで練習していると、強弱記号のピアノ(p)やフォルテ(f)の感覚がつかみにくく、上達しにくい傾向にあります。できれば、普段から本物のピアノに触れておきたいものです。

最後に

ピアノは音楽ですが、スポーツのダンスやバレエと同じように体を使って表現するという側面があります。普段から体の使い方に意識的になり、音量が小さくて困るという人は基礎体力の向上に、大きくて困るという人は器用さを磨くよう意識してみるのも良いでしょう。

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