ソルフェージュって何？ピアノの上達にどう役立つの？
ピアノのレッスンに通っていたら、ある日突然先生から「ソルフェージュをしましょう」と言われた方もいるかもしれません。ソルフェージュとは何かよくわからないまま、見せられたソルフェージュ用の楽譜を演奏してみると、なんとなくそのあとの演奏がスムーズになった経験がある方も多いのではないでしょうか。そう、ピアノの上達に役立ち、なんと音大受験でも出題されるのがソルフェージュなのです。では、ソルフェージュとはいったい何なのか、見ていきましょう。
ソルフェージュはどんなことをするの？
一つ目は、先生が弾いた音を当てたり、先生が弾いた通りに演奏を再現するという練習があります。音楽を聴いて、何拍子の曲か、コードはC（ドミソの和音）なのかG（ソシレの和音）なのかなど、リズムやコードなどを当てることもあります。難しい言葉でいうと、これを聴音といいます。
さらに、聞いた音を五線紙に実際に書いていくことで、譜面を書く力も訓練することができます。作曲をしたい方にもこの訓練はおすすめです。
二つ目は、初見で次々に演奏していく練習があります。この練習をつづけていくことによって、楽譜を読みこなす力が身につきます。ピアノではありませんが、譜面を見ながら、ドレミで歌う訓練をすることもあります。正確にドレミで歌えることは、歌うように演奏できるようになるという演奏技術の向上や、合唱の伴奏などの練習に役立ちます。
三つ目は、音楽用語など音楽の理論を学びます。音楽の授業でペーパーテストをするようなイメージです。コードとは何か？移調とは何か？など、座学で学びます。
ソルフェージュはピアノの上達にどう役に立つの？効果は？
楽譜を読むのが速くなります。そのため、初見で演奏することが得意になるだけでなく、曲を仕上げるのも早くなります。機械的な演奏ではなく、表現力豊かに演奏できるというメリットもあります。
また、聴音を続けていくと、いわゆる「耳コピ」ができるようになることがあります。絶対音感を手に入れたという人もいます。どちらも、できるとぐっと音楽の幅が広がりますよね。
最後に
ソルフェージュとは何か、その効果についてみてきましたが、いかがでしたでしょうか。ピアノの上達に役立つソルフェージュですが、独学で学ぼうとしても限界があります。最初から絶対音感があって耳コピもできる天才でなければ、教室で先生に教えてもらいながら、音程のずれなどを指摘してもらうのがよいでしょう。
