初心者に贈る!ベース奏法の虎の巻(指弾き編)その2
前回の初心者に贈る!ベース奏法の虎の巻(指弾き編)その1では基本的な弾き方や基礎知識をご紹介しました。
今回は、指弾きの練習法をご紹介します。基礎からコツコツとレベルアップしていきましょう!
指弾きの練習法
指弾きの魅力と言えば、自分の指の力をダイレクトに弦に伝えることで繊細な音の表現が可能な点です。ただし、これも基礎がしっかりとできてこそ活きるものです。
ベースの重要な役割は楽曲のリズムとコードをしっかりと抑えること。まずはリズムキープと音の粒を揃えることに焦点を当てて練習をしていきましょう!
リズムキープが出来るようになるには?
まずは、基礎的な練習としてメトロノームを使ってリズムを取るようにしてみましょう。はじめはBPM60くらいから始めることがオススメです。まずは、4弦の開放をメトロノームの音に合わせて鳴らしてみてください。
ここで、意識してほしいことは音が同じ長さで鳴っているかどうか。「ボーン、ボーン、ボーン・・・」と均等に鳴らせるよう意識してください。音が詰まったり、伸ばし過ぎたりする部分があるとリズムが崩れてきている証拠です。まずは、同じリズムで5分程度練習してみましょう。
慣れてきたら、BPMを上げていってみてください。ベースを始めたてのうちは右手の動きも硬く、しなやかに動かないのでテンポが上がると人差し指と中指の音にムラや音量の差がでてくるかと思います。その点も合わせて意識して同じ音になるように弾くことで後述する音の粒の揃え方もスムーズに練習できると思います。
音の粒の揃え方
まずは、それぞれの指で力いっぱい弦を鳴らしてみましょう。人差し指と中指どちらかの音が大きくなるかと思います。(どちらが大きいかは個人差があります。)指の長さや指の筋力がそれぞれ違うため音量に差がでます。まずは、自分のそれぞれの指でどの程度差がでるのかを把握してください。
さて、練習に入りましょう。まずは普段の感覚で8分で弾いてみてください。音の粒を揃えようとするとアタックを弱くする人がいますが、しっかりと鳴らすためにもある程度の強さで弾いてください。先ほど書いたリズムキープの練習と合わせてやってもOK です。これも5分程度練習してみましょう。
次は、普段人差し指で始めの音を弾く人は中指から始めるといったように、普段使う指とは逆の指から同じ練習をスタートしてみましょう。リズムの表を弾く指が逆になるので、始めのうちは違和感があるかと思いますが、この練習をおこなうことで音の粒を揃えていくことが出来ます。
もちろん、この練習は好きなフレーズや練習中の楽曲を弾く際におこなっても大丈夫ですよ。
まとめ
リズムキープと音の粒を揃えることはベーシストにとって永遠の課題といっても過言ではありません。
基礎練習は曲を弾くのとは違って決して楽しいものではありませんが、地道な努力が演奏力を向上させます。日々少しの時間でもいいので、練習に取り入れてみてくださいね。