初心者に贈る!ベース奏法の虎の巻(指弾き編)その1
ベースを買ったけど、どんな練習をしたら良いかわからない。指弾きをしてみたいけど、うまく弾けない。そんなベースを始めたての方に指弾きについての基礎知識・練習法をご紹介します。
その1では、指弾きの基本的な弾き方や基礎知識を解説していきます。
指弾き(ツーフィンガー奏法)とは?
指弾きとは、基本的にはツーフィンガー奏法のことを指します。名前を読んで分かるように、人差し指・中指の2本を使ってベースを鳴らす演奏法です。ピック弾きよりも強弱をつけた演奏ができるため、繊細な表現が可能ですが、音の粒が揃いにくいなど演奏者のレベルがハッキリと分かる弾き方でもあります。
指弾きの演奏法
ボディに当てる親指の置き方
指弾きをする際は、親指をボディのどこかに置いて手を固定します。一般的には、ピックアップや弦の上に置くことが多いですが、ネックの付け根などに親指を置く人もいます。また、高音弦を弾く際に親指の場所を移動する人、しない人など演奏中のポジションも様々です。必ずここに置かなければいけないという決まりはありませんので、自分に合った場所を見つけてくださいね。
弦を鳴らす位置
ベースを弾く際に、弾く部分を変えることで音色を変えることができます。ネック寄りを弾くと、柔らかくあたたかみのある音になり、ブリッジ側を弾くと固くつめたい音になります。
プレジジョンベースを使っている人の場合、弦を鳴らす位置を指弾きで変えることは難しいかもしれませんが、ジャズベースを使っている人はピックアップのフロントとリア、それぞれの位置で弦を鳴らしてみて音色の違いを確かめてみるのも良いでしょう。
弦を弾く指について
指弾きは人差し指と中指を交互に弦に当てて演奏をします。それぞれの指での音ムラが出ないように、気をつけて弾きましょう。
指が弦に対して斜めに当てると弾きやすいですが、力が逃げやすいです。力強い音を出したい場合は弦に対して指を直角に当てるように意識しましょう。また、演奏中に指の当てる角度を変えることで演奏する楽曲に味付けすることもできます。
まずは、弾きやすいような当て方を身につけましょう。
まとめ
今回は、指弾きの基礎知識や弾き方についてご紹介しました。厳密に決まっている弾き方は存在しないので、まずは自分が弾きやすいやり方からはじめてみましょう。同じ弾き方を続けているうちに音色の幅などが気になり始めたら、新たな弾き方を試してみてくださいね。
次回のベース奏法の虎の巻(指弾き編)その2では、指弾きの練習法についてご紹介します!