なにこの暗号!?譜面の記号を理解しよう!〜その1〜
こんにちは。皆さんは、歌を歌う時・楽器を演奏する時、楽譜は見ますか?
楽譜には、色んな情報が詰まっていますね。音の高さや長さはもちろん、速度や演奏の仕方まで、楽譜が1枚あれば、とりあえずの演奏は行うことができます。
けれど、楽譜を読んだことのない人からすれば、「え、なにこの暗号…」と頭を悩ませてしまう方もいるはず。
今回はそんな方のために、楽譜でよく出てくる記号をご紹介したいと思います♪
記号を紹介します!
基本の記号
譜面を見ていると、英語のノートのように線が引いてあり、その上に音符が書いてありますね。
英語のノートは4本線ですが、楽譜のば良いは、線が5本あります。これを「五線(ごせん)」と言います。そして五線がたくさん書かれた用紙のことを「五線譜(ごせんふ)」と言います。音記号は、五線に対して、音を決める基本の記号になります。
【ト音記号】
楽譜を見たことがない人でも、1度は目にしたことがあると思います。「ト音記号」は、五線譜に対して、下線の下の音符を「ド」として読むことを意味します。
【ヘ音記号】
ト音記号に対して、「ヘ音記号」は、五線の下から2番目の間隔の音を「ド」とします。
【ハ音記号】
「ハ音記号」は、この半円と半円の間の線に書かれる音が「ド」とします。
また、同じ「ド」でも、記号によって音の高さが変わります。ハ音記号の「ド」は、ト音記号の「ド」と同じ音です。
音高に関する記号
楽譜を読んでいたら、音符の横に急に出てきた記号…なにこれ?と思う方もいるはず。このように、急に音符の横についた記号のことを「臨時記号(りんじきごう)」と言います。基本の部分(例えば、ト音記号の横、など)についている場合もあります。
【シャープ】
音を半音上げる、という意味です。
【フラット】
音を半音下げます。
【ナチュラル】
シャープやフラットで変わった音を、元に戻します。
この画像の場合は、「ラ♭」のなっていた音が、次の音にナチュラルがついたことにより、「ラ」の音に戻ります。
音の表現を変える記号
【スタッカート】
音符の上の点が「スタッカート」という記号です。音を跳ねるように演奏します。
【テヌート】
音符の上の線の記号が「テヌート」という記号です。その音符の長さを十分に伸ばして演奏します。
【アクセント】
音符の上のくの字の記号が「アクセント」という記号です。その音を強調するように演奏します。
音符をつなげる記号
【スラー】
幾つかの音の上または下につく曲線が「スラー」です。「スラー」がかかっている音符は、滑らかに、つながるように演奏します。楽器の場合は、基本的にタンギングをせずに演奏します。
【タイ】
幾つかの音の上または下につく曲線が「タイ」です。スラーととても形が似ていますが、「タイ」は同じ音にかかっています。タイがかかっている音は、音をつなげて、伸ばします。
まとめ
いかがでしたか?
今回ご紹介した記号以外にも、楽譜には色んな情報が詰め込まれていますが、この記号を把握しておけば、とりあえず演奏することは可能です。
また、今回ご紹介したのは、基本的な解釈です。曲調や曲の流れによっては、また違う演奏方法が出てくる場合がありますので、その曲の音源を聴いてみたり、演奏経験者に質問してみるなどをすると良いと思います!
音楽記号はまだまだたくさんあります!それをご説明する〜その2〜を更新予定ですので、よろしければご覧ください!