観客を熱くさせよう!リズムマスターへの道!〜拍子とは〜
ライブを観に行ったり、動画を鑑賞した時、こんなシーンがありませんか。
スポットライトに浮かび上がるギタリスト。
観客が皆そのギタリストの挙動を見つめています。
そして、そのギタリストのタイミングでリフがはじまり、バンドがそれに合わせて入ってる…
待っていました!とばかりに観客が歓声をあげて、ライブ会場が一気に盛り上がり、それはやがて最高潮へ…
ギタリスト冥利につきる瞬間ですね。
こんな瞬間に必要な大事なのはギタリストの持つリズムです。
前回の記事はこちら 観客を熱くさせよう!リズムマスターへの道!(ギター編)〜アクセント&休符〜
4拍子と8拍子
まず、リズムの中心になるこの2つの拍子を覚えましょう。
別名、4(フォー)ビートと8(エイト)ビートと呼びます。現代は通常こちらで呼ぶ事の方が多いと思います。
まず、意味を簡単に説明しますと、1つの小節に4分音符を4つずついれたリズムと、8分音符を8ついれたリズムという意味です。
(小節というのは一つの区切りと思えばいいと思います。)
もっと具体的に表してみます。
いち、にー、さん、しー。
で、一区切りとすると、4ビートになります。
いち、にー、さん、しー、ごー、ろく、しち、はち
で一区切りとすると、8ビートとなります。
一見、8ビートの方が数が多くて大変なように感じますが、実はそうではないのです。例えば、それが16(シックスティーン)ビートになっても、実は同じ考えを持つ必要があるんです。
何故かと言うと、4ビートも8ビートも、間に鳴らさない音符が入っている事を感じていないと、完全にリズムにならないからです。
それは数学にも関係してしまいますが、1と2の間には無限に数字があります。例えば、1.1、1.2または1.11・・・と言った風に、数えるときりがありません。では、どこまで感じれば?と言った疑問に行き着きますが、音楽にはある程度、枠を決めましょうという約束などがあります。
もちろん、無限に音楽という宇宙を、どこまでも突き詰めていただいても構いませんが(実際に超マニアックなプロもいます)
音楽でよく使うとされる範囲の16分音符、32分音符まで意識する事が出来て、更にそれを自在に表現出来たら、恐らくプロレベルなんじゃないかなと思います。
音符についてですが、4分音符、8分音符、16分音符、32分音符と言うと、倍になっている事に気づきます。つまり、4ビートと8ビートを覚えると、その倍の速さがわかるようになりますので、それらを全て網羅する事が出来るようになります。
変?複雑?3拍子とは
変わった拍子として、3拍子と言うのがあります。これはなかなか難しいものですが、考え方は基本同じです。一小節に4分音符が3つで構成されると言う事になります。感がいい人は気づいたと思いますが、4ビートでは?と思いますね。なので、表現方法が異なります。
つまり、1拍が4分音符なら4/3拍子と表現します。また1拍が8分音符なら8/3拍子と呼びます。
クラシックだとワルツなんかが3拍子になります。数字に強い人は感じると思いますが、3という数字は4の倍数と割っていくと大変複雑になります。ですので、先ずは基本を理解してから3拍子を取り入れて行くと良いと思います。
その他にも、シャッフルやハーフタイムシャッフル、スイングなどなど、沢山ありますが、それらについてはジャンル的にも少しロックとは遠くなりますし、もう少し複雑になっているので専門的に勉強する事をおすすめします。