楽譜を見た瞬間に演奏できたらいいな〜ピアノ初見のコツ〜
パッと楽譜を見た瞬間に演奏できたら楽しいだろうな〜と考えたことはありますか?楽器を習っておられる方は、ほぼ誰もが「初見が簡単に出来たらいいのに」って思うと思います。今回は「ピアノ初見のコツ」についてです。初見とは、、楽譜の最初から最後までを、初めてみる楽譜で、ほぼ止まらず演奏し終えること、を言います。
コツその1 初見を毎日やってみること
毎日というと、それはちょっと無理、時間もないし。。とおっしゃる方もおられると思いますが、毎日というのは「毎回ピアノの練習をするときに、初見の練習もする」ということです。毎日欠かさず練習される方は、初見の練習も毎日です。週に3回ピアノの前に座られる方は週に3回初見の練習もしてみてください。ピアノの練習はしないけど初見の練習だけするでももちろんOKです。その分、初見のスキルが上がります!ここでのポイントは「継続」ということです。
コツその2 今の自分のレベルより低い楽譜を選ぶ
初見に適している楽譜は、今の自分のレベルより低いレベルの楽譜です。両手を弾けるようになってきた方は、片手の初見の練習をします。例えば、ベートーベンのエリーゼのためにを練習している方が、エリーゼのためにと同じレベルの楽譜の初見をするのはかなり難しいです。昔使っていた教則本の中に、弾かなかった曲があったりしませんか?持っている楽譜の中から初見に使えそうな曲をどんどん弾いてみましょう。
コツその3 ゆっくりで始め、間違いを気にしない
初見はたいてい最初の数小節が一番簡単です。弾き始める前に楽譜を見る余裕があるからです。ですが一度スタートしてノンストップで最後までとなると、リズムもテンポも怪しくなってきます。ゆっくりで始めましょう。また間違っても気にせず先に進みます。止まらず最後までです。真面目な方ほど全てを捉えようとして初見に苦手意識が生まれます。指番号も気にせず。「弾かない音を決める」ということも時にはアリです。あまりに弾けない音が多い場合は楽譜のレベルが高すぎますから、少し優しい楽譜を探してみましょう。
コツその4 弾く前に全体を把握し、楽譜を見て弾く
まずは全体の把握です。拍子記号(6/8拍子や4/4拍子など)と曲のキー(ハ長調なのか、イ短調なのかなど)をチェックします。最後はどの音で終わっているかも必ず見ます。音符とリズムの把握がスムーズに出来るなら、強弱記号はついているか?曲想は?など少し細かいところも見れるなら付け加えていきます。また、手元を見ないでまっすぐ楽譜だけを見て弾くようにしてみましょう。初見は楽譜を瞬時に読み、読んだ瞬間にはもう指はその音を出し終えています。手元を確認して弾く練習は初見の練習には向かないので、楽譜を変えてみてください。手元を見なくても弾ける楽譜からスタートしていくことをオススメします。
まとめ
コツコツ続けていると初見がラクに出来るようになってくると思います。初見ができるという事は、楽譜をあっという間に曲として仕上げられ、演奏を楽しめるということです。何を弾いているかサッパリ分からないくらい難しい譜読みは誰だって苦痛です。是非、初見を得意にして楽しいピアノライフを続けていきましょう。