アップライトベースってエレキベースとどう違うの?
数年ベースを弾いていると、エレキベースとは違う丸みのある音がほしいと思うこともあると思います。
そんな時はアップライトベースの出番です。
エレキベースを弾くベーシストにとって、アップライトベースはまた違う楽器のようですよね。
どちらかと言えばウッドベースに近い雰囲気だし、演奏も難しそうに見えます。
そんなエレキベースとアップライトベースの違いを見ていきましょう。
エレキベースとの違い
まず、エレキベースとアップライトベースの同じところを見てみましょう。
弦の本数は4本、チューニングも一緒です。また、シールドを使ってアンプを通して音を出すところも同じです。
では、違いは何かというと、アップライトベースは床に立てて使う楽器なので、演奏の仕方が違います。
弦の押さえ方は同じですが、ピック弾きはできず、指で弾く形になります。
エレキベースで2フィンガーで演奏している方にとっては、違和感は大きく感じないと思いますが、ネックが体に対して縦になる部分は少し違和感があるかなと思います。
そして、多くのアップライトベースはフレットレスです。印もないので、感覚で音の場所を探らなければなりません。
ただし、アップライトベースは同じメーカーの同じものでも押さえる位置が変わってしまうものなので、印はない方がむしろいいと言えます。
ネックが長く、丸みがあるのも特徴の一つです。
アップライトベース同士の違い
エレキベースほどの種類はありませんが、アップライトベースにも種類があり、メーカーによっても違いがあります。
どういった違いかというと、音の太さ、重量、ネックの丸み、フレットのあるなし、ボディーの大きさなどがあります。
重量やボディーの大きさは持ち運び時に便利かどうかといったところですが、重要なのは音ですよね。
音はエレキベースに近いものからウッドベースに近いものまであります。
エレキベースに近いものだと、エレキベースをただ縦に弾くだけ、つまり見た目が違うだけになります。
ウッドベースに近いものは、まろやかな音になり、よりアップライトベースの良さが出ます。
ただ、ウッドベースに近くなればなるほど、ネックが丸みを帯び、弾きづらさが出てきます。
音を取るか、弾きやすさを取るかといったところです。
フレットについては、あるものもありますが、先に述べたようにない方が良いです。
まとめ
アップライトベースの良いところは、音がまろやかであり丸みがあるところ。
また、フレットレスの良さもあるので、スライドも自然な音の運びになります。
逆に悪いところは、エレキベースに慣れている方にとっては弾きづらいところがあるのと、持ち運びが不便なところです。
最近では、ポップスなどで使うベーシストもいるので、需要が一昔前より増えていると思います。
自分の求める音や、弾きやすさなどを実際に楽器屋さんで確かめてみてはいかがでしょうか。