オカズのススメ フィルインを入れてみよう その2
さて、前回は伴奏にオカズを入れていく話をしましたね。
前回のおさらいですが、オカズとはフィルインの事で、あくまでも主役はメロディーですので、オカズを入れる時には主役の邪魔をしないという事が最大のポイントになってきます!
それでは、実際の例を上げていきますが、自分でもフレーズを考えてみてくださいね♪
オカズの一例
さっそく前回の続きオカズの例を見ていきましょう。
高音でポロン♪
ただ和音を弾いているだけなんですが、弾いてやるポジションを高音にしてやるだけでちょっとしたオカズになります。例のごとくこれは例として書いておりますので、やり過ぎです。
筆者ならば、4小節目にチョロっと入れるくらいでしょうか…
フレーズを考えてみよう!
前回の輪唱戦法と先程の高音でポロン♪は自分でフレーズを考えなくても良かったですよね。これはこれで大いに使っていただける物なのですが、即興の要素が入ってくるとやはりかっこいいです。
次に一例として譜面を載せますが、譜面に起こして皆さんに見せた時点でそれは即興でもなんでもなくなってしまいます。しかし、即興やアドリブをやってみたいという方はまず短いフレーズを自分で考えるという事をやっていってほしいんですね。
『作曲無くしてアドリブ無し!』です。今思いついた
ほんの2拍分考えるだけでも最初はけっこう悩むと思います。だけどそれは紛れも無くあなたのフレーズです。他人と被っていたり、後々勉強していったらよくあるパターンの事だったりしますけど、自分なりにそれを思いついたって事は結構すごい事なんですよ!
そういう自分なりを大切にしていってください。
わかりやすいように、ほとんどコードの構成音しかつかっていません。
これを入れ替えたりリズムを変えるだけでも何パターンかは作る事ができると思います。とにかく自分なりにフレーズを考えてみましょう!
そして、輪唱作戦と高音でポロン♪を混ぜあわせながら自分で作ったフレーズを入れてやれば、一曲退屈せずに演奏できると思いますよ!
まとめ
今回ご紹介したオカズは右手で弾くものばかりでしたが楽譜が無くてもピアノが弾ける! 4.ベースを入れてみようでご紹介したメロディックなベースなどはオカズ的要素がありますので、ベーシストがいない場合は左手を使ってそういったフレーズを入れるのも、かっこいいですよね。
また、特に連符などの複雑な事をしなくてもアレンジしよう!リハーモナイズでご紹介した部分転調をポンと置いてやるだけでも結構なオカズになります。
何度も言いますが、主役はメロディーです。
「こんなにすごいこと出来るんだぞー!」
とオカズを入れまくっても、周りはシラケてしまいます。
程よく鯖の味噌煮程度にオカズを添えてやれば、ボーカリスト(管楽器でも)は気持ちよく歌えるし、聞いている人も心地よい音楽になります。
程よいオカズでかっこいい音楽を目指しましょう!