オカズのススメ フィルインを入れてみよう その1
歌(メロディ)はご飯です。
これさえあれば生きていけます。事実、うまい歌手はアカペラで歌っても聴衆を納得させるパワーを持っています。
などで説明した伴奏のテクニックは味噌汁みたいなもんだと筆者は思っています。いくら美味しくても味噌汁だけで生きて行くのは困難です。チャンチャンチャンチャンと和音を弾いてもそれだけじゃお客さんは喜んでくれません。
が、しかし!ご飯だけ出されるよりは、ご飯に味噌汁が付いていたらご飯だけのときよりも断然良いはず!味噌汁は価値ある存在です。(ご飯があれば)
今回はここにオカズを入れて行こうというお話です。
アドリブとは違うかもしれませんが、自分でフレーズを考える練習にはなりますし、そのフレーズも大抵は2拍とか1小節とか、短いものなのでかなりハードル低めだと思います。
ご飯に味噌汁、そこにお新香でも付いていればそれはもう立派な定食でございます!
オカズって何?
先程から味噌汁だのオカズだのと、とても音楽の話題とは思えない言葉が飛び交っておりますが、オカズとはフィルインの事です。(ご飯と味噌汁の話は筆者の創作ですが、オカズと言うのはミュージシャン同士では必ず通じる言葉ですので覚えておきましょう!)
フィルインを言葉で説明すると、伴奏と伴奏のつなぎ目で即興のフレーズを挟むみたいな意味になると思うんですが、初心者の方にもわかりやすいのはドラムのフィルインかなと思います。
ツツ、タンッが2拍ぶんの伴奏です。そしてツツ、タンッ、ツツ、タンッ、ツツ、タンッ、ドコドコドコドコのこのドコドコの部分がフィルインです。
では、このオカズというのはドラムの専売特許かといえばそんな事は全然ありません。
ピアノだろうがギターだろうがオカズは入れます。今回はピアノの楽譜を使って説明していきますが、考え方としては他の楽器でも役に立つと思いますよ♪
オカズの一例
著作権フリーの丁度良い楽曲が思いつかないのでアレンジしよう!リハーモナイズでも使用したアイルランド民謡を使って説明していきます。
輪唱戦法
みなさん小学校の音楽の授業で輪唱ってやりませんでしたか?要はあれです。
直前のフレーズをポロロンと繰り返してやるだけで、かなり感じが出ると思います。
まだまだ続きます
オカズ全般に言える事ですが、あくまでも主役はメロディーですので、メロディーの流れを遮らないようにメロディーが伸ばしの時などに入れるようにしてくださいね。
上記の譜面も4小節につめこんでいるのでちょっとやり過ぎです。筆者ならば実際には、2小節目の2拍目のフレーズと4小節目のメロディーが全音符になった所でなにか入れるくらいかな、と思います。
もう少し例を挙げて行きたいと思いますのでオカズのススメフィルインを入れてみようその2も是非ご覧ください。