金属なのに木管?【木管楽器の種類について徹底解説!】
オーボエ
オーボエは17世紀ごろフランスで誕生しました。
フランス式とドイツ式に分かれており、フランス式はコンセルヴァトワール式とも呼ばれています。
2枚のリードを震わせて演奏するダブルリードの楽器で、芯が強く美しい音色を奏でてくれます。
しかし、木管楽器の中でも演奏するのが難しいとされ、音を出すだけでも一苦労な楽器です。
オーボエもいくつか種類があり、オーボエ・オーボエ・ダモーレ・イングリッシュホルン・バスオーボエに分けられます。
ファゴット
ファゴットとは16世紀に誕生した楽器です。
イタリア語で「束」という意味で、二つの木を組み合わせた楽器なのが特徴です。
低音を担当しているファゴットは渋みのある音色を出すことができます。
ファゴットはキーが多く、難しそうな楽器に思えますが意外と音も出しやすく、ストラップも付いているので体で支えながら演奏もできます。
一般的には2種類に分けられ、ファゴット・コントラファゴットがあります。
リードとは
リードとは木管楽器を演奏する際に、口の部分で使う平べったい部位です。葦(あし)という植物で作られていることが多く、ここの息を吹き込むことによって音を出すことができます。
楽器によってシングルリードやダブルリードに分けられており、大きさや厚みからも選ぶことができます。
使用している楽器や、演奏している方の好みでリードを選びましょう。
シングルリード
シングルリードとは一枚のリードに息を吹き込み、振動させて音を出す奏法です。
主に葦(あし)を削ったものを使用す流のが一般的ですが、プラスチックで作られたリードも存在します。
クラリネットやサックスはシングルリードを使っています。
ダブルリード
ダブルリードとは、リードを2枚重ねたところに息を吹き込み、振動させて音を出す奏法です。
ダブルリードの方がシングルリードに比べ、お値段が高く寿命が長いのも特徴です。
それに加え、ダブルリードは水に湿らせてから使います。
なので小さな入れ物に水を入れておき、充備しておくことをおすすめします。
オーボエやファゴットがダブルリードを使っている木管楽器です。
金管楽器との違い
金管楽器は、金属でできていますが、金属でできているからと言って金管楽器という判断はできません。
金管楽器の共通点は音の出し方にあります。
マウスピースに唇を当てて、唇を振動させる奏法なら金管楽器と言えるでしょう。
まとめ
今回は「木管楽器の種類について」解説していきました。
木管楽器はリードを使ったり、使わずにそのまま吹き込む楽器のことを言います。
リードにもシングルリードやダブルリードがあるので
楽器によって使うリードも異なるので
楽器ごとに確認してみましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。