

世界の有名なオーケストラとは?ベルリン/ウィーン
世界中を飛び回り、素晴らしい演奏を披露している世界の有名なオーケストラの名前を知っていますか?今回は、あなたもテレビなどで聞いたかもしれない、著名なオーケストラについてご紹介します。
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ドイツのベルリンで1882年に発足したベルリン・フィル。ブラームスやドボルザークが自身の作品を指揮して演奏するなど、その歴史は古く、伝統があります。毎年大晦日に行う「ジルヴェスターコンサート」や、野外音楽堂で行う「ヴァルトビューネ」(公園の名前がコンサート名として定着)、ヨーロッパの建築物やコンサートホールなどで行われる「ヨーロッパコンサート」などが有名です。近年ではオンラインで音楽配信も行っており、「ベルリン・フィル デジタル・コンサートホール」にてシーズンごとに約50回のライブを配信しているほか、アーカイブ映像も見ることができます。
日本人もこれまでに何人か在籍しており、日本人としてはじめて第1コンサートマスターをつとめた安永徹さんなどがいます。「デジタル・コンサートホール」では、ドイツ語・英語に続いて3か国語目に日本語対応が行われました。ほかにも、日本との縁としては、NHKで「ヴァルトビューネ」などのコンサートが放映されることなどがあります。
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ウィーン・フィルのメンバーは、ウィーン国立歌劇場のオーケストラであるウィーン国立歌劇場管弦楽団の団員の中から選ばれます。オーケストラの特徴としては、オペラの伴奏に適したウィンナ・ホルンなどウィーンの伝統的な楽器が使われていることなどが挙げられます。1842年に発足して以来、国内で公演を重ねてきましたが、1900年のパリ万博で初の国外公演を行ってからは、国外でも多数の公演を行っています。モーツァルトやベートーベンなど、ドイツやオーストリアの作曲家の作品を中心に演奏。ニューイヤーコンサートや、ウィーン楽友協会大ホールで行われる定期演奏会、ウィーンのシェーンブルン宮殿で行われる夏の夜のコンサートなどを行っています。ほかにも、「ウィーン・フィルハーモニー ウィーク」と題して、ニューヨークや東京、ケルンで毎年コンサートを開いています。ウィーン・フィルの名誉団員には、日本の小澤征爾さんなどがいます。
まとめ
クラシックといえばドイツやオーストリアの作曲家が大変有名ですが、オーケストラもまたドイツやオーケストラの楽団が世界的に有名です。芸術が生まれる街のオーケストラの公演、チケット代は大変高額ですが、一生に一度は聞いてみたいものです。