ピアノ発表会で緊張をほぐし力を発揮する為に準備すること『前編』
ピアノを日々練習中の皆さん、こんにちは。
発表会やコンサートなど人前での演奏・・・緊張しますよね。どんなに練習しても、いざ本番となると頭が真っ白・・・手が震えて思い描いていた演奏ができなかった、ってことありませんか。
次こそは練習通りの演奏を披露をしたい!と思っている人、必見です。本番で練習の成果を100%披露できるように色々試してみてくださいね。
グランドピアノに慣れる
日ごろおうちで練習しているのはアップライトピアノや電子ピアノという方も多いかもしれません。舞台での発表の場合、グランドピアノが使用されますから、本番までにグランドピアノにできるだけ触れられる機会を持ちたいものです。レッスンでグランドピアノに慣れ親しんでいる方は別ですが、あまり触る機会がない方は積極的に練習室をレンタルするなどして慣れておきましょう。
本題と内容がずれてしまうので詳しい話は避けますが、グランドピアノはアップライトとは構造が違います。タッチや音の響き方、ペダルの感覚などがまるで変わってくるからです。練習の段階でそれに慣れておくことで不安は減りますし、何より良い音を体験することで短期間に上達を実感できると思います。
また、大人になると、暗譜での演奏は不安という方も増えてきます。本番で楽譜を持ち込む方は必ずグランドピアノで試しておきましょう。なぜならアップライトとグランドピアノでは譜面台の高さが違いますので、楽譜までの目線が全く変わってきます。そしてアップライトでは並べられていた楽譜がグランドピアノでは同じように並べられないなんてこともあります。どちらも前もってわかっていれば慌てず済みますものね。
客観的に自分の演奏を聴いてみる
今の自分の演奏を他の人が聴いたら どのように聴こえるのか。つまりお客様にどう聴こえるかをわかっておくと本番での不安はかなり減ると思います。今の自分の演奏を客観的に知ることで、本番に向けて無駄なく練習していくことができます。
自分の演奏を録音してみましょう。お持ちのICレコーダーでも、スマホなどでもよいと思います。客観的に聴いてみると、自分が想像していた演奏とかなり違うことに気づきます。私は毎回ここでかなりのショックを受けますが、ここでの修正が必ず、本番に活かされると思っています。
楽譜を見ながら録音したものを聴いて、思ったより力んでしまっていたり、指が回ってなかったり、リズムが崩れていたり、色々見つけて楽譜に印をつけていきましょう。そこが本番までの練習ポイントです。また、ペダルを踏む音がカタンカタンとうるさくなってることもあるのでチェックしてみてくださいね。
まずは、録音したものを「耳」でチェックして、お客様にどう聴こえているのか・・という不安を減らしていきましょう。
前編のお話はここまで。もうすでに実践していることもあるかもしれませんが、参考になることがあれば嬉しいです。
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