赤ちゃんも弾けるトイピアノとは?大人もハマる楽器!
ポーンと高い音が出る、おもちゃのような見た目のトイピアノをご存じですか。ピアノを真似してつくられたトイピアノ(Toy+Piano)は、子どものおもちゃとして遊びに使われるだけではなく、プロの演奏家によって立派な楽器として扱われることもあります。大人もついついハマってしまう?トイピアノについてご紹介します。
ピアノメーカー「カワイ」のミニピアノが有名
トイピアノといえば、ピアノメーカー「カワイ」のミニピアノが有名です。値段は数万円程度。1985年から発売開始されたミニピアノは、子どもの誕生日プレゼントなどで贈られることが多いようです。知育玩具として赤ちゃんに贈るだけではなく、ワンちゃんや猫ちゃんに贈る人もいるようです。
かわいらしい真っ赤なプラスチック製のボディを持つものや、木製のナチュラルなデザイン、はたまたグランドピアノに似せたブラックの塗装を施されたものなど、種類も豊富です。ピアノメーカーならではの対応として、ミニピアノがもし壊れてしまっても修理してもらうことができます。
大人も魅了するトイピアノ
トイピアノで演奏するプロ演奏者を、「トイピアニスト」といいます。子ども向け番組で、演奏だけではなく歌と踊りも披露するトイピアニストを見たことがある人もいるかもしれません。トイピアノの音は、賑やかで楽しい子供向けの音楽にマッチする音色といえるでしょう。
ぐっと場面は変わって、現代音楽において、トイピアノを登場させる試みもあります。ジョン・ケージの「トイピアノのための組曲」という曲があります。少しシュールでノスタルジックな不思議な曲ですので、気になる方は聞いてみてくださいね。
さらに、トイピアノは、見た目がマニアのコレクター魂をくすぐるせいか、トイピアノ・コレクターなるものも存在します。ディープな世界ですね。
トイピアノはおもちゃだから調律がしっかりしていない?
多くの廉価なトイピアノは、音程はおおまかにあわせられたものになっており正確ではありません。黒鍵がなかったり、黒鍵は色を塗られているだけのものなどさまざまです。
しかし、先述のカワイなどピアノメーカーによって作られた高価なものは、おもちゃとはいえ正確に調律されているそうです。当然、黒鍵もきちんとあり調律もしっかりされています。
まとめ
赤ちゃんがトイピアノを弾いている様子はかわいらしいので、孫に贈りたくなるおじいちゃん・おばあちゃんは多いことでしょう。いずれは本物のピアノに興味を持ってくれるといいですね。