ピアノで簡単ボカロ弾き語り『千本桜 feat.初音ミク』
2022年現在、ボーカロイド(通称ボカロ)は日本の音楽シーンに少なからぬ影響を与え続けています。名曲は数多くあれど、一際知名度の高い曲といえば、やはり『千本桜』になるでしょう。小林幸子がNHK紅白歌合戦で歌ったり、自動車のCM曲に起用されたりと、その魅力でボカロファンの枠を超えて広く愛されている一曲です。この記事はそんな超有名曲『千本桜』を、ピアノ超初心者でも、超簡単に、弾けるようになるレッスン記事です。
目次
超簡単!ピアノでボカロ曲弾き語り『千本桜 feat.初音ミク』/黒うさP(サビのみ抜粋)
ではまず、楽譜全体と歌詞を見ていきましょう。
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難しそうですよね! でも大丈夫です。一部ずつ分けて順番に練習していけば、必ず弾けるようになりますよ。一緒にゆっくり練習していきましょう。また、今回はサビのみのレッスンなので、歌詞の中では赤色の部分だけを練習していきます。
超簡単ピアノでボカロ弾き語り『千本桜』(サビのみ・右手)
まずは右手から練習していきます。右手のみの楽譜をご用意しました。
まだ難しそうに感じてしまうかもしれません。けれどもこの楽譜をよく見ると、2つのパターンで曲が成り立っていることが分かります。
まずはパターン1。ラドミ→ラドファ→ソシレ→ソドミ、の四つの和音を弾くもの。
次にパターン2。ラドファ→ソシレが2回→ラドミ 、の三つの和音を使うもの。
逆に言ってしまうと、たった2パターンを練習すれば『千本桜』は弾けるようになる、ということです! なんだか出来そうな気がしてきませんか?
楽譜をあらためてパターンで見ていきましょう。パターン1をオレンジ色、パターン2を黄緑色で囲むと、次のようになります。
パターン1を3回繰り返し、パターン2を1回挟む、という構成になっています。色分けすると難しそうな印象がなくなりましたよね。ではパターン1とパターン2を練習していきましょう。
パターン1の「ラドミ」から「ラドファ」は、「ラド」がかぶっていますね。ですから、違う和音を弾き直すのではなく、一番高い音だけをミ→ファと移動させるイメージで動かすといいでしょう。『千本桜』はスピード感のある曲です。楽譜を簡単にしても、どうしても手は慌ただしくなってしまいます。なるべく最小の動きで和音が移動できるように頑張っていきましょう。「ソシレ」から「ソドミ」の移動も、ソは固定、「シレ」→「ドミ」もそれぞれ隣の鍵盤に移動です。指を少しスライドさせればそれでOKです。最初はどうしても一つの和音を弾いて、手をあげて、次の和音を確認して、弾き直す、という感じになってしまうと思いますが、和音同士の流れをつなげられるように出来ると、スピード感のある曲でも慌ただしくならずに済むでしょう。次の和音を意識しなくても弾けるようになるまで練習しましょう。
パターン2は、和音同士で音が被っていることは少ないですが、「ソシレ」が2回連続しているので、パターン1より楽かもしれませんね。こちらもスムーズに弾けるようになるまで繰り返し練習していきましょう。
超簡単ピアノでボカロ弾き語り『千本桜』(サビのみ・左手)
右手が十分に練習できたら、左手を練習していきましょう。
色分けまではしませんが、左手もパターン1とパターン2の組み合わせです。パターン1が「ラ→ファ→ソ→ド」、パターン2が「ファ→ソ→ソ→ラ」ですね。覚えてしまうと早いと思います。指については自由に弾いてもらって大丈夫ですが、おすすめは「ラを親指、ソを人差し指、ファを中指」です。一番低い「ド」の音は小指でもいいですが、小指は力が入りにくい指なので音が弱くならないように意識しましょう。
それでは次のページからは、いよいよ両手で、歌の練習もしていきましょう。