カンツォーネとは?フニクリ・フニクラなどCMソングも!

カンツォーネとは?フニクリ・フニクラなどCMソングも!

イタリアのポピュラーソングであるカンツォーネをご存じでしょうか。知らないという方も、CMソングなどで替え歌がつくられた「フニクリ・フニクラ」といえば聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。今回は、カンツォーネの代表的な曲をご紹介します。ぜひ、聞いてみてくださいね。

カンツォーネ(canzone)とは?

カンツォーネとは、イタリア語で「歌」を意味し、日本では主に1960~70年代に流行した、イタリアの大衆的歌曲のことを指します。カンツォーネは恋の歌が多く、また明るく単純明快なメロディが特徴です。流行歌だけでなく、「サンタ・ルチア」などのナポリ民謡(カンツォーネ・ナポレターナ)も含みます。

カンツォーネ紹介①フニクリ・フニクラ

ヴェスヴィオ火山1

「フニクリ・フニクラ」は、お子さんがいらっしゃる方であれば、「鬼のパンツ」に替え歌された曲といえばピンとくるかもしれません。「鬼~のパンツはいいパンツ~♪ 強いぞ~♪ 強いぞ~♪」原曲は、イタリアにあるヴェスビオ火山のコマーシャルソングである「フニクリ・フニクラ」です。1880年、ヴェスビオ火山の山頂まで登山電車ができたので、その集客宣伝のためにできた曲でした。「フニクリ・フニクラ」とは、登山電車(「フニコラーレ(Funicolare)」)の愛称です。1944年には噴火が起き、当時の登山電車は残念ながらなくなってしまいました。

カンツォーネ紹介②ボラーレ

ヴェスヴィオ火山3

フランス出身のフラメンコ・ギター・バンド、ジプシー・キングス(Gipsy Kings)が歌う「ボラーレ」。キリンビール「麒麟淡麗<生>」のCMソングで聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。「ボラーレ(volare)」とは、「飛ぶ」という意味です。歌詞は、空を飛ぶ夢を見た幸せな様子が綴られています。ギターに乗った軽快で情熱的なメロディが耳に残ります。

カンツォーネ紹介③サンタ・ルチア

ヴェスヴィオ火山2

こちらは、音楽の授業で習ったことがあるという方もいるのではないでしょうか?サンタ・ルチア(Santa Lucia)とは、ナポリ湾にある美しい波止場地区のことで、歌詞では、船頭が「船に乗りませんか」と誘っています。ちなみに、サンタ・ルチアからはカンツォーネ紹介①フニクリ・フニクラで登場したヴェスヴィオ火山も見えるそうです。

まとめ

ヴェスヴィオ火山や、サンタ・ルチアという港湾地区などの美しい景色に囲まれたナポリでは、美しいカンツォーネがつくられ、歌い継がれています。ビールのCMソングになるなど、日本でも浸透している曲があるのは不思議な縁ですね。ぜひ、「カンツォーネ」覚えてくださいね。

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