吹奏楽部の打楽器の種類とは?スネア・バスドラ・ティンパニ

吹奏楽部の打楽器の種類とは?スネア・バスドラ・ティンパニ

小物楽器

タンバリン

タンバリンやトライアングル、カスタネットなどは誰もが知っている小物楽器ですね。では、ギロやクラベス、カウベル、アゴゴなどはどうでしょうか。ギロは木製で、マラカスなどと同じようにラテン音楽などに使われます。円筒形に近い形をしていて、ギザギザとした溝がついており、そこを木の棒で擦ることで音を出します。クラベスも木製で、二本の木の棒を叩き合わせて音を出します。カウベルは、牛(カウ)につけるベルがもととなった楽器で、金属製のベルを木製のバチなどで叩いて音を出します。アゴゴは、大小二つのベルがつながった金属製の楽器で、よく通る高い華やかな音が出ます。

ボンゴ、コンガ

ボンゴ

ボンゴは、太鼓を2つ並べたキューバ発祥の楽器です。太鼓の上部には皮が張ってあります。ボンゴは小さな太鼓で、コンガは大きな太鼓を2つ並べています。手で叩いて演奏するのが特徴的ですが、コンサート用にスタンドに取り付けたボンゴやコンガはマレットで叩くこともあります。マンボなどのラテン音楽でよく使用されます。

ウィンドチャイム

ウィンドチャイム

円筒形の金属の棒を、長いものから短いものを長さ順に並べて吊り下げた楽器です。この金属製の棒を、トライアングルのバチに似たような金属の棒で左から右、また右から左などへ連続して鳴らすことで、金属の棒が互いに触れ合い、キラキラとした「チャラララーン」というような効果音が出ます。

シンバル

シンバル

銅や錫(すず)などの合金でできていることの多いシンバルは、薄い見た目に反して重く、両手に持って演奏する合わせシンバルの重さは片方だけで2kg前後あります。写真のように、2枚のシンバルをはじめから上下に向かい合わせてスタンドに固定してあるものをハイハット・シンバルといい、ペダルを踏むとシンバルが合わさって音がするほか、シンバルをマレットで叩く奏法もあります。ほかにも、1枚だけで吊ってあるシンバルをサスペンド・シンバルといい、毛糸のマレットで叩いて曲を大きく盛り上げるような演奏をすることができます。なお、ハイハット・シンバルも、サスペンド・シンバルも、ドラムセットを構成する楽器です。

最後に

いかがでしたでしょうか。ここに挙げたのはまだまだ一部で、ほかにもパーカッション(打楽器)にはたくさんの種類があります。リードを使う楽器のサックスなどとは違い、演奏しようとしても音が出ないという悩みは少ないはずですから、吹奏楽部に入ったら、ぜひパーカッションに挑戦してみませんか。

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