ピアノのあれこれ③~ピアノメーカーごとの特徴を見てみよう~

ピアノのあれこれ③~ピアノメーカーごとの特徴を見てみよう~

ピアノのメーカーと言えばどんなメーカーが頭に浮かびますか?

YAMAHA、KAWAIが日本では主流ですが、日本だけでも100以上のメーカーが生産しています。

さらにピアノは世界共通の楽器で日本以外にもピアノメーカーはたくさんあります。

今回は数あるピアノメーカーの中から有名なピアノメーカーの特徴をそれぞれご紹介させていただきます。

ピアノの主なメーカーは?

宮殿のピアノ

まず最初にどんなメーカーがピアノを生産しているのか見てみましょう。

日本

  1. YAMAHA  ヤマハ株式会社(静岡県)
  2. KAWAI   河合楽器製作所(静岡県)
  3. DIAPASON 株式会社ディアパソン(静岡県)
  4. Kreuyzer  有限会社クロイツェル(静岡県)
  5. APOLLO   東洋ピアノ製造株式会社(静岡県)

この5つが日本でよく見かけるピアノメーカーです。静岡県が圧倒的ですね。

ディアパソンは河合楽器の子会社でしたが、2019年に吸収合併合併しているため、中身はほぼKAWAIです。

この他にもたくさんのメーカーがありますが、現在は新品の生産はせずに修理のみというところが多くなっています。

海外

  1. Bösendorfer  ベーゼンドルファー社(オーストリア)
  2. Steinway&sons スタインウェイ・アンド・サンズ社(ドイツ)
  3. Bechstein C.ベヒシュタイン・ピアノフォルテファブリック社(ドイツ)
  4. Blüthner   ユリウス・ブリュートナーピアノフォルテファブリック社(ドイツ)
  5. Pleiel  プレイエル社(フランス)
  6. Fazioli  ファツィオリ・ピアノフォルテ社(イタリア)

有名どころのピアノメーカーはやはりヨーロッパが強いですね。

最近では本社はヨーロッパにありながらも中国で生産しているメーカーもあります。

各メーカーの特徴

海の見えるコンサート

世界中にたくさん存在するピアノメーカー。それぞれどのような違いがあるのでしょうか。

有名なメーカーを厳選して解説していきます。

 

①YAMAHA

ヤマハ

ヤマハ | SX Series (yamaha.com)

まずご紹介するのは、楽器を演奏する方で知らない人はいないヤマハです。

ヤマハのピアノ第一号は意外なことにアップライトピアノでした。

そこから音作りにこだわりピアノを製造し続けて、現在ではなんと世界シェアNo.1です。

ヤマハのピアノの最大の特徴は「明るい音」です。「brilliant」という言葉がぴったりとも言える華やかな音を出します。高音部分は軽やかに伸びのある音が気持ちよく感じますが、低音は少し広がりすぎてもう少し重厚感が欲しいかな、と感じることもあります。

タッチは比較的軽めです。

②KAWAI

shigeru kawai

https://www.kawai.jp/uploads//2015/03/sk_design.jpg

こちらも日本ではおなじみのメーカーですね。

YOSHIKIさんの透明なグランドピアノを生産したことでも有名です。

ヤマハに比べてシェア率も低く、ちょっと地味なイメージを持たれている方も多いかもしれません。

タッチは少し重めで落ち着いた音色をしています。個人的にはカワイのピアノで弾くドビュッシーはとても好きです。

カワイの話題で触れないわけにはいかないピアノがあります。

「Shigeru Kawai」というグランドピアノをご存じですか?

こちらは河合楽器が会長の河合滋氏の名前を付け、1999年に発売した河合楽器の最上位グランドピアノです。

静岡県の磐田市にある「東洋工場」で100%手作りしていて、通常のグランドピアノに比べて4倍から8倍の時間をかけて製造されています。フルコンサートになるとまさかの10倍の時間がかかっています。

カワイの柔らかく温かみのある音に加えて音がぼやけずにクリアであることが特徴です。

国際コンクールの入賞者も使用し、日本のラグジュアリーピアノとして世界で注目を集めています。

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