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「合唱コンクールで勝つ声」を出す3つの方法

合唱コンクールの練習もそろそろ大詰めになってきたのではないでしょうか。前回は、「カラオケの声」と「合唱の声」の違いを解説しました。今回は、合唱コンクールで勝つための声の出し方を3つお教えしたいと思います。

方法①”個人で”頭声(とうせい)を意識するために手を使う。

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合唱で使う「頭声」とは、頭に声を響かせて遠くまで声を届かせる発声法です。

しかし、頭に声を響かせるということは普段、意識しづらいことだとおもいます。そこで、絵のように口と鼻の間に手を入れて、歌ってみましょう。手を付けたら、声をいつものように出すのではなく、口が手より上にあるという気持ちで歌ってみましょう。そうすると、自然と、頭の方向を意識でき、少しずつ頭に響かせることができます。

大きなポイントは「イメージすること」です。ただただ手を付けるだけでは効果が得られないので気を付けてください。あくまでも、手は頭に響かせるイメージの補助となるものです。

しかし、意識すると効果は絶大です。一度、みんなで歌う時に、手より下で声を出すイメージで歌った時と、手より上で声を出すイメージで歌った時を比べてみてください。手より上を意識したときは、声が遠くに響き、明るく聞こえるはずです。

これが、手を取った状態で歌えるようになると、頭声発声ができていきます。

 

方法②”みんなで”声を届ける場所を決める。

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合唱コンクールは、みんなでどれだけ声を届けられるかが勝負となるので、みんなで、声の向きを合わせる必要があります。ほとんどの学校が体育館か講堂で合唱コンクールを開催すると思います。舞台に立ってみて、一番遠く、少し目線が上がる場所を見つけてみましょう。多くは、時計かバスケットゴールである場合が多いです。

やたらと顔を上げる指導をされる場合がありますが、理想は顔はまっすくで、目線だけ少し斜め上にすることです。というのも、顔自体を上げすぎてしまうと、声が出しづらくなってしまうからです。

 

方法③”みんなで”言葉をはっきり伝える。

頭声発声ができてきて、声の向きもそろってきたら、今度は言葉をはっきり伝えることを意識しましょう。参考に、堀徹作詞の≪マイバラード≫の一節を見ながら考えていきましょう。

あしたをさがそう このひろいせかいで

いまこそそのとき さあ みんなで たびだとう

 

堀徹作詞≪マイバラード≫より

まず、確認するべきは「さしすせそ」「かきくけこ」「はひふへほ」です。サ行は、できるだけ歯に息が通る音を出して、はっきり言うようにしましょう。カ行は、言葉のはじめであったときは、はっきり発音しましょう。また、ハ行は「あいうえお」に聞こえてしまうことが多いので、息を多くして、ハ行であることを強調しましょう。

まとめると以下のように意識する場所ができます。

「あたをう ろいかいで

いまこそそのとき さあ みんなで たびだとう」

意外に多いとおもませんでしたか?でも、これをしっかり意識できるようになると、ぐんと合唱力がアップします!

まとめ

いかがでしたか?この3つの方法をマスターすればきっとよいクラス合唱になると思います。もう一つ大切なことは、一人で頑張っても合唱では意味をなさないということです。みんなでこの3つを意識して、合唱コンクールを良い思い出にしてくださいね。

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