ワルツはどんな曲?特徴を知って演奏してみませんか?

ワルツはどんな曲?特徴を知って演奏してみませんか?

ワルツとは、3拍子の舞曲のことです。日本語では円舞曲(えんぶきょく)と訳される3拍子の軽快かつ優美な曲のことです。始まりはダンスのための音楽という位置づけでしたが、ロマン派(1820年〜1920年頃)には 純粋な音楽作品(ピアノ独奏曲)として作曲されました。

 

 

ワルツの歴史と特徴

社交ダンスとしてのワルツ

音楽だけでなく社交ダンスにも『ワルツ』という種類があります。
3拍子のリズムに合わせて男女ペアになり 回りながら踊るのが特徴です。

ワルツの歴史

ワルツの起源についてはいまだにわかっていないことも多いですが、13世紀ごろが始まりと言われています。ドイツのバイエルン地方を中心に流行っていたヴェラーがもとになっていたようです。農民の間では人気があり踊り継がれることで 次第に都市部にも伝わり踊られるようになりました。王宮でも踊られるようになって 踊り方も上品な感じに変わっていきました。

 

宮廷

 

 

特徴  3拍子

ワルツは3拍子です。ズンチャッチャというリズムに合わせてメロディが奏でられます。3拍子が特徴の曲がもう一つあります。それは『メヌエット』です。
共通点は3拍子であるところ、違う点は3つあります。
踊りが違う、発祥が違う、テンポが違うです。

詳しくみていきましょう。
メヌエットはフランス起源の踊りで17世紀中頃からルイ14世の宮廷などで流行しました。舞踏会でみんなが見守る中で踊る 格式高いペアダンスでした。

フランス語の menu(ムニュ 小さい)が語源で、長いドレスの裾を踏まないように小さなステップで踊る ゆったりとしたテンポの踊りです。

 

比較表

 

 

ピアノ曲で有名なのは?

ワルツのピアノ曲として有名なのはショパンです。ショパンは『ピアノの詩人』と呼ばれるほど生み出した作品のほとんどをピアノ独奏曲が占めています。
ショパンが作曲したワルツで現在知られているのは19曲です。規模の大きなもので5分30秒程度、小さなもので2分弱で終わる曲もあります。
ショパンのワルツ曲はショパン作品の入り口として練習されることもあります。しかし、高い技巧を要するものもあるため 手軽に弾きやすいとは言い切れません。
ですが、憧れの曲として人気も高いため 初心者用に編曲されている楽譜も数多く出版されています。

 

 

ショパン

 

 

まとめ

ご紹介しましたショパン以外にもワルツの曲はたくさん存在します。
例えばディズニーであれば『いつか王子様が、チム・チム・チェリー』ジブリなら
『いつも何度でも、もののけ姫、海の見える街』映画音楽なら『エーデルワイス、ムーン・リバー、私の好きなもの』などがあります。ご存知の曲もあったのではないでしょうか?ぜひ、ワルツ曲を演奏してみてくださいね。

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