【ボーカリストの声帯事情】のどや声の調子が悪い時の3つの原因解説

【ボーカリストの声帯事情】のどや声の調子が悪い時の3つの原因解説

原因②【精神的な理由】

ボーカルの不調 挿入画②

ストレス

精神的な原因の一つ、ストレスが原因で思った以上に声が出ない場合があります。

音楽と関係ないと思われますが、ストレスによって疲れや緊張がほぐれず、喉に影響が出てしまう場合があるのです。

日頃からストレスのない生活を心がけていきましょう。

 

自信がない

自信がないと、そのまま声帯に伝わり、歌を聞いている人にも緊張が伝わってしまいます。

さらに自信がない歌い方をする方は、実は歌の練習をたくさんしている方のほうがなりやすいのです。

それは練習すればするほど耳が鍛えられ、音の変化に気づいてしまうからです。

 

あまり音楽をやってこなかった人の方が、音を気にせず自信を持って楽しく歌っていることもあります。

しかし、自信を持って歌えと言われても急にはできませんよね。

 

自信をつけさせるための方法として有効なのが、「数年前の歌声を聞く」です。

数年前の自分の歌声を今と比較することで、確実に今の方がうまくなっているのを確かめることができるでしょう。

 

思い込み

不調続きで、なかなか改善されない原因の一つには思い込みも含まれます。

「昨日調子悪かったから、今日も悪いだろうな」など、根拠のない理由でも思い込んでしまえば調子も悪くなってしまいます。

まさに「病は気から」。基本的に喉の調子は毎日異なるので、昨日悪かったから今日も悪いとは限りません。

 

実際に、プロボーカルの人でもリハーサルの時点では調子が悪く、本番では絶好調に歌い切る方もいます。

逆の発想で、「昨日悪かったから、今日は良いかもしれない」と思い込めば上手くいくかもしれませんね。

 

原因③【その他】

ボーカルの不調 挿入画③

マイクの音量やエコーの設定

カラオケやライブなどで、なぜかいつもより声が出ていなかったり、伸びが足りないなと感じた際は、喉の不調ではなく機材のせいかもしれません。

例えばマイクの音量がいつもより小さくなっていた場合、音楽とのバランスを考えて大きな声を出そうとします。

そうするとコンディションが崩れ、良い声を発揮することができないでしょう。

 

しっかり歌いやすい音量や音質の設定を行えば、気持ちよく歌えるようになります。

機材を扱っている方と連携して音作りを行うのも良い方法です。

 

無理に声を出そうとして喉を傷める

カラオケなどで「この曲を歌った後、喉がイガイガする」と思ったことはありませんか。

自分の声の音域とは違う曲を歌ったり、普段はやらないシャウトやデスボイスを出してしまうと、声帯へのダメージが増えてしまいます。

調子が崩れるとわかっている曲があれば、喉が温まってから歌うようにしましょう

 

ウォーミングアップ不足

歌を歌う際には、事前にウォーミングアップが必要だったりします。

スポーツ選手は本番目にストレッチなどを行い、体を慣らしますよね。

それと一緒で、声帯を使う際にもウォーミングアップが必要なのです。

 

さらに喉周りの筋肉は、他の筋肉に比べて立ち上がりが1番遅いと言われており、声帯をしっかり使えるようになるまで目覚めから5〜6時間かかるそう。

確かに寝起き1〜2時間は声の調子が良くないですよね。

 

そのため、歌う際にもウォームングアップを行い、喉周りの筋肉をほぐしてあげましょう。

ウォーミングアップの方法は、発声練習・入浴・ランニングなどがあります。

まとめ

今回は、「喉や声の調子が悪い時の3つの原因」について解説していきました。

「今日はなぜか調子が悪い」と思ったときには、体調不調・精神的理由・機材やウォーミングアップ不足などが原因の場合が多いです。

喉周りの筋肉はコリやすく繊細なため、物理的な刺激から、精神的な刺激まで関わってきます。

常に同じコンディションをキープするのは難しいので、もしも不調を感じた際はこの記事を思い出してみてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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