ピアノが弾けると数学ができるようになる?英語も伸びる!
ピアノを習っていると数学ができるようになるという話を聞いたことがあるかもしれません。確かに、音楽には数字がたくさんついてきます。四分音符、二分音符といった音符の名前に数字が含まれていますね。それだけでなく、読解力やリスニング力も身につくので、言語習得にも役立つとされています。ピアノを習う意外なメリットについてみていきましょう。
ピアノを習うメリット①数学ができるようになる
音符の長さを理解するのに、2倍、3倍、4倍などの倍数や、1/2、1/3、1/4などの分数など、多くの数学的な考えをマスターしなければなりません。普段から楽器の練習をしている子どもは、そうでない子どもより数学テストの成績が良かったという研究成果もあります。リズムを数えるのも、「1,2,3,4…」と数字を使います。普段から数字に親しむことによって、数学の能力が知らず知らずのうちにアップしていくようです。
ピアノを習うメリット②言語習得に役立つ
ある研究によると、楽譜の読み方を習った子どもは外国語の成績がよかったそうです。ピアノを習うことで記憶力も向上するという研究があり、語彙力もピアノを習っていない子よりも2割程度アップするそうです。先生が弾いたお手本の演奏をしっかりと聞くことでリスニング能力が鍛えられ、それが母国語や外国語の習得にも役に立ちます。また、楽譜を読みこなすのには読解力が必要になりますが、楽譜に書かれていることを脳と手を通じて演奏に変換することは、翻訳と似ているため言語習得への良い影響もあるようです。
ピアノを習うメリット③身体能力が向上する
目で楽譜を見て、脳を通じて両手を動かすということを続けていくことで、手の筋肉をうまく使いこなすことができるようになります。右手と左手で別々の動きをするので、脳が活性化し、器用に道具を使ったりすることができるようになる可能性も高まります。高齢の方にとっては、ピアノを習うことで、アンチエイジング効果も期待できると研究で結論付けられました。
最後に
ピアノを習うと、数学や外国語などの勉強ができるようになるだけでなく、身体能力が向上するということがわかりました。いわれてみれば、ピアノが弾ける子は成績もよかったような気もします。楽しく楽器のレッスンを受けることで成績が上がるなんて嬉しいですね。ピアノの練習をする気分ではない日に、このことを頭の片隅で思い出してみてくださいね。少しはやる気になるはず!?