著作権は歌い手の見方だった!?【動画投稿初心者さん向け】
目次
◆歌ってみたで著作権侵害にならない方法
それではなぜ「動画投稿をしている方たちは、著作権侵害になっていないのか」「どうしたら著作権侵害にならずに済むのか」という疑問にお答えしていきます。
1.管理されている曲か調べる
まず動画を投稿する前に、JASRACなどの著作権管理団体に管理されている楽曲なのかを調べてみましょう。
管理されているかどうかを確認するにはGoogleなどで「JASRAC 作品データベース」などと検索すると出てきます。
ここで著作権管理団体に登録されていると、特に申請しなくても「歌ってみた」動画を出す第1ステップはクリアです。
ただ、楽曲によっては管理している著作権の種類が違う可能性もあるので利用形態をよく確認しましょう。
2.合法のオフボーカルを使う
合法のオフボーカルとは、音源を作成できる人が元となる楽曲を「ボーカルなし」として新たに曲にしたものや、自分で弾き語りをしたりすることです。多くの「歌ってみた」動画を投稿している方は、このオフボーカルを使っています。
・自分で楽器などを使い音源を作る
ギターやピアノなどを使い、弾き語り動画を出す方法や、最初に楽器で演奏をし後から歌を付け足すなど、全て自分だけで「歌ってみた」動画を作成する方法です。楽器経験者ならできることかもしれませんが、楽器の練習から歌の練習、動画編集など全て自分でやらなければならないので、少し大変かもしれません。楽器と歌の両方をたくさんの人に聞いてもらいたい方にはおすすめです。
しかし、中には演奏禁止の楽曲もあります。ほとんどの楽曲は問題ないのですが、そういう曲もあるということも覚えておきましょう。
・利用しても良い音源を使わせてもらう
YouTubeなどの動画投稿サイトに「歌ってみた」の動画投稿をしたい方向けのオフボーカル動画が多く上がっています。自分で音源を作る手間もありませんし、クオリティの高い音源が手に入るのでありがたいですね。チャンネル利用規約を確認し、一言許可をもらってから使うようにしましょう。
・音源を作成できる人に依頼する
楽曲を作れない人はオフボーカルを作成してもらいましょう。音楽関係の会社に依頼すると2〜3万円程度でオフボーカルの音源を制作してくれます。著作権関係の確認や手続きもしてくれるので助かりますね。
また、個人で制作してくれる人もいます。クラウドソーシングサイトやTwitterから依頼を受けてくれることが多いです。ですが人気の方だと時間がかかってしまうので、そこは要相談で決めていきましょう。
・本家のオフボーカルを使う
実は本家のアーティストさんが提供してくれるオフボーカルの楽曲もあります。公式サイトや動画の概要欄にURLが記載されていることが多いです。貴重な本家の音源ですから、記載されている注意事項を確認しルールを守って使わせてもらいましょう。
3.編曲や替え歌は控えよう
編曲や替え歌には注意が必要です。著作権を気にしているのであれば、できるだけ避けることをおすすめします。
なぜなら楽曲には、たとえ自分で一から楽曲を作ったとしても「著作権者の作品を変更してはならない」という決まりがあるからです。
せっかく投稿したのに動画が削除されたり、損害賠償を請求されたりなどトラブルが予想されるので気をつけましょう。
では、もし著作権侵害の申請が来たらどう対処したら良いのでしょうか。
次のページで解説していきます。