

表彰式のBGMに適したクラシックとは?王道・カジュアル
賞を取った人を表彰するとき、それにふさわしい音楽で会場を盛り上げたいものですね。音楽があれば「場を作る」ことができ、より祝意を伝えることができるでしょう。今回は、王道からカジュアルなものまで、表彰式に適したクラシック音楽をご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
表彰式にBGMを使用するときの注意点
例えばBGMのCDを会場で流したいという場合、CDには著作権がありますから、営利目的のイベントでの表彰式だと使用料を払わなくてはならないことがありますので、注意が必要です。ただし、JASRACによると、2023年11月時点では、下記の利用では使用料が免除されるようです。
使用料規定上、当分の間使用料免除となる利用
(1)福祉施設での利用
(2)医療施設(医療法・介護保険法に基づく施設)での利用
(3)教育機関での利用
(4)事務所、工場等での主として従業員のみを対象とした利用
つまり、学校や、会社の従業員に対する表彰式でのBGM利用は、将来的には変わるかもしれませんが、今のところ使用料が不要であるようです。
表彰式におすすめのクラシック曲
- 「見よ、勇者は帰る」ヘンデル
いわゆる定番、王道といえる表彰式のBGMです。この曲を聞いたら表彰式を思い浮かべる人が多いので、迷ったらこれを選べばまず間違いないでしょう。ちなみに、この曲は音楽劇『マカベウスのユダ』という作品の劇中曲であり、また、オリンピックの表彰式でも使われています。
- 「行進曲『威風堂々』第1番」エルガー
壮大でよりフォーマルな表彰式にしたいときは、エルガーの『威風堂々』がおすすめです。大きなホールや体育館で流すには適していますが、少人数のこぢんまりとした表彰式だとちょっとおおげさな感じになってしまうかもしれません。
- 「『くるみ割り人形』より トレパーク」チャイコフスキー
あまり大げさでなく、短時間でコミカルかつカジュアルな感じを出したい、という場合にはこの『くるみ割り人形』の曲の一部である「トレパーク」がおすすめです。1分強で終わってしまう曲なので、仰々しくしたくない短時間での表彰の際、効果音的に使うのにぴったりです。
まとめ
会社に貢献した人や、学校で頑張った人を表彰する際には、せっかくの機会ですからそれにふさわしい音楽を流してみませんか。きっと、表彰される人も喜んでくれますよ。(ただし、CDなどの音源を流す際には著作権関係にご注意くださいね!)