

初心者必見!空間系とモジュレーションエフェクターでドラマティックに演出!
大切な言葉は、頭にいつまでも響き、いつまでも記憶に残ります。ドラマや映画など大切なセリフを伝える時にも、演出を使い記憶に残るようにしていると思います。
音楽の場合は、どんな演出をしているのでしょうか?そのヒントとなる物が、実は空間系エフェクターとモジュレーションエフェクターです。
(; ・`д・´) (`・д´・ ;)ナ!ナンダッテー!!(エコー&ディレイ)←これです。
★空間系
空間系エフェクターはギターだけではなく、全ての楽器や音楽のトータルミキシングやマスタリングの際などにも必ず使われます。電気的に音の広がりや跳ね返りなどを作り出し、まるでそこに空間があるかのように聞かせる事ができるエフェクトになります。
空間系は主にリバーブとディレイの2種類からなります。リバーブ(リヴァーブ)とは残響音などを電気的に作り出すエフェクトです。カラオケの”エコー”と言えばイメージしやすいかと思います。細かく分類すると、デジタルやアナログも選ぶ事ができ、プレート、ホール、ルーム、など、箱の大きさを再現された物から選ぶ事ができます。
特殊な物で、スプリングリバーブ(昔はスプリング仕込んで音を作っていたというレトロなサウンドを再現した物。代表的なサンプル曲はベンチャーズやサーフコースターズ辺りが近いサウンドと言われている)という変わったものもあります。
(例えば、礼拝堂で弾いているようなドラマティックな感じにしたい!という時はホール系リバーブを深めにかけて使います。)
ディレイは、”やまびこ”をイメージしてもらうとわかりやすいです。TIME(タイム)で、やまびこを何秒後にならすかを設定し、FEEDBACK(フィードバック)でどのくらい繰り返し鳴らして消えるかを設定。LEVEL(レベル)やMIX(ミックス)で原音に対してどのくらいの音量で聞こえるようにするかを設定します。
モノラル、ステレオPAN(音を左右片方ずつにふったりする事のできる機能)デジタル、アナログなどを細く選べる物もあります。ギターソロの音色として設定したり、クリーンギターに、何分音符で繰り返しかかるかを設定し、一音弾くとタン、タン・・・と二回、三回と鳴るようにする、テンポディレイという使い方が主流となっています。
★モジュレーション系
モジュレーション系エフェクトは実に沢山あります。
代表的な物はフランジャー、フェイザー、コーラスと言った、原音の周波数帯域をタイムで繰り返し削ったり増強したりする事で、波のような唸りを加えます。どちらも基本的には近いですが、フランジャーはジェット機の様なサウンドで、フェイザーは軽い唸りとなります。低域が少ない印象のサウンドです。コーラスも原音に対して、原音に波をつけた物を重ねたような厚みのある音が得られるようになります。
また、実際の使用例としては、フランジャーは歪み系に使用し、フェイザーはクリーンサウンドの裏に仕込むと独特のサウンドになり、カッティングプレイなどの味付けに威力を発揮します。ですが、必ずしもそうしなくてはいけないという方法はありません。
また近い効果をえられるエフェクターの中でも、リアルタイムに演奏しながら独自に動かす事ができる物があります。その代表に、ワウペダルと言うものがあります。こちらはギタリストが比較的多く使うエフェクトで、有名なジミ・ヘンドリックスさんや、エリッククラプトンさんの代表曲にも使用されています。音がワウワウと言っているような効果が特徴です。(参考になる曲としてあげられるのは、ジミ・ヘンドリックスならブードゥーチャイルド、エリッククラプトンならホワイトルームあたりがわかりやすいと思います)
まとめ
空間系とモジュレーション系エフェクトをうまく使いこなすと、一つの単純な音でさえも劇的に美しく演出されたりします。ここだ!というフレーズを強調する時は、演出に必要なエフェクト効果を考えて、それに相応しいエフェクターを選んでかけましょう。劇的な演出になるので、かけすぎると逆効果になってしまいます。かけすぎには注意しましょう。