フレーズ感を意識した演奏でレベルアップしよう

フレーズ感を意識した演奏でレベルアップしよう

『フレーズを感じて弾きましょう』ピアノのレッスンで講師から言われたことはありませんか?
『フレーズを感じる』とはどのような意味なのでしょうか?
音楽にたずさわるときには切っても切れない『フレーズ』を知って演奏に活かしてみませんか?

 

 

フレーズって何?

フレーズとは音楽の流れの中で、自然に区切られる『まとまり』のことです。
例えば文章を読むときに、どこで息を吸うのか?どのような抑揚をつけるのか?
どの部分を強調したいのか?どこまでがひとつの文章としてのまとまりなのかいろいろ考えて読みますよね。
音楽のフレーズもこれと同じことです。
音楽にもまとまりがあり、抑揚があり息継ぎの場所があります。このまとまりを『フレーズ』と呼んでいます。

 

 

 

メロディとフレーズは違うの?

フレーズはメロディのひと区切りのことを言います。
メロディはいくつかの音が連続して鳴っている状態のことです。その楽曲の主役となる旋律です。また、音楽の三要素と言われる 音楽には欠かせない基礎のひとつで、リズム、メロディ、ハーモニーと3つが並んで紹介されます。

 

音楽の三要素

 

 

フレーズはどうやって見つけるの?

フレーズは楽譜から見つけることができます
注目するところは以下のところです。

・スラーから探す
・4小節8小節16小節の区切りを意識する
・歌詞が書いてあれば 歌詞から判断する

スラーとは高さの異なるいくつかの音を弧状の線で結んだ記号のことです。
音楽的な意味では、スラーでくくられている間の音はなめらかにつなげて演奏します。息継ぎなしで一息で歌うこともあります。スラーには、短いものも長いものもあるため フレーズを見つけるときにまとまりを考えることは大切です。

大きな区切り、小さな区切りは曲によっても違います。
歌ってみながらまとまりを探すこともわかりやすいですよ。

 

スラー

 

 

フレーズが大切な理由

フレーズを意識して演奏する理由は、伝えたいことを伝えるためです。
変な個所で止まってしまったり 抑揚がない表現が続くロボットみたいな演奏では
音楽の流れがわかりにくいため 残念ですが伝わる音楽にはなりません。

自然な流れにのったフレーズは耳に心地よく響き 人の心にも届く演奏になります。

 

 

まとめ

フレーズは楽譜に書いてあります。フレーズを楽譜から読み取り自然に流れる心地よい演奏で人に伝わる演奏に演奏にレベルアップできますよ。

まずは、スラーを探す、4小節8小節16小節のまとまりを意識する、歌詞を元に歌ってみることから始めてみませんか?

この記事がお役に立ったら
いいね ! お願いします。

Twitter で
バンミュージックスクール音楽教室
20種類以上の豊富な学科から出張音楽レッスンや全国でオンライン音楽レッスンが受講できます。
たっぷり60分 体験レッスンご予約