

現代音楽とは?「演奏しない」音楽があるって本当?
電子音楽

電子音楽とは、電子楽器を用いた演奏全般のことを指しますが、特に現代音楽では、電子楽器ならではの奏法を用いて演奏されたものを指します。例えば、電子楽器で演奏した録音テープを切ったり、つなげたりするなど、録音テープを物理的に工作する方法があります。
あるいは、サンプラーを使用します。サンプラーとは、外部から音声をサンプリングできる装置のことで、録音した音を切り出して楽曲の一部として使用します。
そして特筆すべきなのは、シンセサイザーの発明です。様々な音を合成して多彩な音を出せるシンセサイザーが普及するとともに、電子音楽もぐっと世の中に広まっていきました。さらに上記の音楽を、コンピュータを使ってアレンジすることもできます。
日本では、イエロー・マジック・オーケストラが電子音楽をテクノポップ(テクノロジーポップ)というジャンルで知名度を上げることに貢献しました。近年でのテクノポップは、中田ヤスタカがプロデュースしているユニットPerfumeが有名ですね。
ミニマル・ミュージック
ミニマル・ミュージックとは、最小限(ミニマル)の音の動きだけをし、同じパターンの音楽をひたすら反復させる音楽のことを指します。代表的な作品には、テリー・ライリーの「In C」などがあります。他にも、より親しみやすいミニマル・ミュージック作品としては、久石譲が作曲したアルバム「ミニマリズム」が挙げられます。
このミニマル・ミュージックの源流のひとつとなったといわれているのが、「ジムノペディ」などで知られるエリック・サティです。サティは、同じパターンの音楽をひたすら反復させるスタイルの曲を作曲したことで、ミニマル・ミュージックの初期作品に影響を与えています。現代音楽において、聞きづらい不協和音の世界に疲れた聴衆にとっては、シンプルなミニマル・ミュージックの登場は歓迎されるものでした。
武満徹「ノヴェンバー・ステップス」

日本の代表的な現代音楽曲といえば、武満徹の「ノヴェンバー・ステップス」です。琵琶や尺八といった和楽器をオーケストラに取り入れた斬新な作品で、世界的に有名です。初演が11月だったので曲名に「ノヴェンバー」がつくのだそうです。曲中では、琵琶や尺八の「障り」を生かしています。「障り」とは、耳障りな音、というような意味で、雑音をわざと含めて演奏することで楽器の奥深さを表現しています。
まとめ
現代音楽では、無調音楽や電子音楽、ミニマル・ミュージックなどさまざまな試みがなされていましたね。特に、ジョン・ケージは「演奏しない音楽」という、いわば究極ともいえる曲を作曲しました。印象に残ったキーワードだけでも覚えておけるといいですね。






