【音楽は若返りの薬01】超科学的!音楽鑑賞で赤血球活性化
どのような曲が効果的か
音楽は赤血球を再生させることがわかりましたが、実際にどのような曲が赤血球を増やすことができたのでしょうか。
最も効果的であった音楽のジャンルは以下の通りです。
赤血球が増えた音楽ジャンル
- ポップで激しめの曲
- ラップ
- アップテンポのダンスミュージック
- ベース音が響く曲
- 東洋の聖唱
このように、静かな楽曲よりも激しめの楽曲の方が赤血球が増加しているように伺えます。
しかし研究者たちは「低音」にも着目。
「女性ボーカル」と「女性ボーカルと演奏」を比べてみたところ、ベース音なども含まれた「女性ボーカルと演奏」の音楽の方が赤血球を活発化させやすいという結果になりました。
さらに研究を重ねてみると、「低音の周波数が心拍と似た動きをすることで、ヘモグロビン分子が酸素を取り込もうとする」こともわかりました。
そのため、激しめでポップな曲も効果的ではありますが、低音域でビートを刻む楽曲も音楽治療に向いているでしょう。
雑音は赤血球を殺す
赤血球が増加した楽曲について注目してみましたが、逆にホワイトノイズといった雑音を流す研究も行われていました。
その研究から「雑音によって赤血球は死滅する」という結果となったのです。
死滅した赤血球たちが聞いた音は、間近での自動車のクラクションや電車が通る音レベルの105デシベルです。
人間にとって不快と感じるように、赤血球たちも耐えられなかったのでしょう。
しかし同じような音でもデジベルを85にしてみると、不思議なことに赤血球の数が増えました。
そのため、雑音というよりは音量に問題があったのかもしれません。
このような結果から、これからさらに音楽と身体の治療に関する研究が進められていくことでしょう。
音楽がもたらす科学的根拠のまとめ
今回は「音楽がもたらす科学的根拠」について解説していきました。
メンタルケアに用いられてきた音楽療法ではありますが、近年の研究結果によって音楽は肉体的な治療も行ってくれることがわかりました。
赤血球を増やす研究では静かな楽曲よりもポップでビートを刻むような楽曲が好まれるようです。
しかし騒音を聴かせると逆に死滅してしまったので、普段の生活から騒音に悩まされる生活をしている人は健康のためにも改善をおすすめします。
まだまだ音楽と身体に関する研究は始まったばかりなので、これから解明されていくさらなる効果に期待が高まります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。