ドがドじゃない!?移調楽器ってこういうこと!〜その2〜

ドがドじゃない!?移調楽器ってこういうこと!〜その2〜

こんにちは。こちらは、『ドがドじゃない!?移調楽器ってこういうこと!〜その1〜』の続編になります。
前回は、移調楽器を説明する前に覚えておいてほしい、ドイツ音名についてご説明しました。これからご説明することは、ドイツ音名について知っていないと「???」ということが出てきてしまうと思うので、不安な方は〜その1〜をまずお読み頂くことをオススメします!

移調楽器ってこういうこと!

それでは、移調楽器についてご説明します。

移調楽器とは、「ドの音がCではない楽器」のことを言います。

この場合、譜面上のドの音は「ド」と呼ばれ、
実際に出ている音(実音(じつおん))のことを「C」と呼ばれますが、
楽器の設計上、譜面に「ド」と書いてあって、その通りに楽器の「ド」の運指で演奏したとしても、その音はCの音ではない音が演奏されている楽器というわけなのです。

つまり、
ドの音

この音をフルートが演奏したら、「C」の音が出ます。

しかし、これをクラリネットが吹いたら、「B」の音が出ます。

これは、クラリネットが“移調楽器”であるため、楽器の構造上、「ド」を演奏しても「B」の音が出てしまうということなのです。

移調楽器があるから、ドイツ音名が必要!

筆者は〜その1〜であらかじめドイツ音名を説明した理由が、何となくお分かり頂けたでしょうか?
フルートとクラリネットが合奏をする時、「ドの音を出して!」と一緒に吹いても、お互い違う音が出てしまうので、いつまでたっても音が合いません。しかし、「Cの音を出して!」と言えば、フルートはドの運指、クラリネットはレの運指で演奏するので、音が合う。というわけなのです!
移調楽器があるから、音を分かりやすく伝える手段として、ドイツ音名を使うことになったのです。

 

 

移調楽器の種類

クラリネットのように、“ドを吹いたらBが出る楽器”のことは、「B菅楽器譜面上のドの音でBの音が出る菅の楽器という意味)」と呼ばれます。同じように、「F菅楽器(ドを吹いたらFの音が出る楽器)」や「Es菅楽器(ドを吹いたらEsの音が出る楽器)」など、移調楽器には様々な種類が存在します。その種類に合わせて、楽器を幾つかご紹介したいと思います。

【C菅楽器(移調のない楽器)】
フルート、オーボエ、トロンボーン など

【B菅楽器】
クラリネット、ソプラノサックス、テナーサックス など

【Es菅楽器】
アルトサックス、バリトンサックス など

【F菅楽器】
ホルン など

どうでしょう?自分が吹いている楽器があったりしましたか?

ここにあげたのはほんの一例で、他にも様々な種類や楽器があります。また楽器によっては菅の種類が違うこともあります。
自分の楽器が、一体ナニ菅楽器なのか、ぜひ調べてみてください!

まとめ

いかがでしたか?
移調楽器は、演奏者の利便性を考えてつくられたものですが、演奏する側からすると「これって本当に便利なの?」なんて思っちゃう時もありますよね(笑)
けれど楽器の構造を変えることは難しい…。なので、ぜひ「ドイツ音名」を使って、移調楽器を克服してください!

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