ドがドじゃない!?移調楽器ってこういうこと!~その1~

ドがドじゃない!?移調楽器ってこういうこと!~その1~

こんにちは。突然ですが、楽器を演奏したことのある方に質問です。

皆さんは「あれ?このドってドじゃなくない??」と思ったことはありませんか?
「私は楽器のドを吹いてるのに、他の楽器のドと音が違う…もしかして壊れてる?」なんて思ったこと、ありませんか??
それ、別に壊れているわけじゃないんです。今回は、“楽器によってドの音が違う”ということがどういうことなのかをご説明したいと思います♪

音が違う楽器のことを「移調楽器」という

ピアノで「ド」と言われたら、「ド」のことを想像すると思います。

ピアノ ド

まさにこのオレンジシールのところを想像されたと思います!

そのピアノのドにフルートのドを一緒に吹いてみても、同じドです。

では、ピアノのドとクラリネットのドを一緒に吹いてみて下さい。

…なんだか変な音。同じ音でないことが分かると思います。
なぜ譜面では同じドなのに、違う音が出てきてしまうにでしょうか?

結論からお話しましょう。

それは、フルートはC菅の楽器
クラリネットがB菅の楽器

だからです。

…はあ??何言ってんの?
ですよね。(笑)

ここで言いたいことは、楽器には「移調楽器」という種類が存在するということです。
これから詳しくご説明していこうと思います。

 

ドレミファソラシドの別の呼び方

皆さんは、「ドレミファソラシド」という呼び方は、イタリア語だということ、知っていました??
日本語じゃないんです。ちなみに日本語では「ハニホヘトイロハ」です。「ハ長調」などの名前はここから来ています。なんとなく聞いたことあるでしょ??

クラシック音楽をやる人たちを中で使われている「ドレミファソラシド」の言語は、ドイツ語です。
以下がドイツ語での呼び方(ドイツ音名)をご紹介します。ちょっと細かいですがお付き合い下さい。

ド:C(ツェー) レ♭:Des(デス) レ:D(デー) ミ♭:Es(エス) ミ:E(エー) ファ♭:Fes(フェス) ファ:F(エフ) ソ♭:Ges(ゲス) ソ:G(ゲー) ラ♭:As(アス) ラ:A(アー) シ♭:B(ベー) シ:H(ハー)

です。
呼び方が独特なので、最初は違和感ですが、慣れてしまえば何て事ないです。

筆者が最初に説明した「移調楽器」というのは、このドイツ音名を知っている事が前提となってきます。
無理に覚える必要はありませんが、ドイツ音名の存在は忘れないで下さい!(笑)

まとめ

この事実を知った時、筆者は「私、知らない間にイタリア語覚えてたんだ!」なんて勝手にポジティブになりました(笑)皆さんも、実はそうだったんですよ!?
「じゃあ結局、移調楽器ってなんなの?」ということの答えは、〜その2〜でご説明したいと思います。ドイツ音名さえ分かってしまえば、後は簡単なことなので、ぜひ続きをご覧ください!

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