サウンドクリエイター入門 効果音の作り方!
ドラマや映画、ゲームに至るまで必要不可欠な要素の一つがBGMと効果音です。特に効果音はリアルな音から非現実的な音まで様々あり、音一つとってもそのコンテンツの味を大きく左右してしまいます。そんな重要すぎる要素ではあるのに、作り方は意外と知られていません。そこで今回は、効果音の作り方をごくごく簡単に紹介したいと思います。
既存素材を使う
これが一番簡単です。市販やレンタルでもいいので素材集のデータを拝借します。素材集というだけあって、データがそのまま効果音として使えます。素材集の最大のメリットはリアルな音が多いという点です。プロのサウンドクリエイターでも、ちょっとした環境音なら、素材集から流用することも多いようです。また、昨今はインターネット上でフリー素材を公開されている有難い方々もいらっしゃいます。フリー素材というだけあって、自由に使えるものなのですが、商用利用する場合には一応注意が必要です。※大体はWebページに注意書きがあると思います。
素材を重ねて新たな音にする
私はこの方法を一番使います。上記で紹介した素材集の音そのままではイメージと違ったり、意図した通りに聞こえてくれない場合があるからです。重ねる場合は、DAWのタイムライン上、同じ時間値の場所で複数の音を同時に鳴らします。音を重ねますから、当然ボリュームは倍倍になります(汗) ですので、全素材のボリュームを少しずつ下げる、またはメインではない音はがっつり下げる、などしてあげましょう。ここでポイントなのは、「低音を入れると驚くほど変わる」という点です。バスドラムの音とかでもよいので混ぜてあげると、ズシンを重みが加わります。
シンセサイザーを使う
素材に頼らずDAWのソフト上で作る方法です。難度は高めですが、ゼロから音を作るため太く目立ち、また機械的な音が作れます。ゲームなどでよく聞く、メニュー画面の決定音やキャンセル音、カーソルの移動音などはこの方法から作るとよいです。私が重宝しているのは、Native Instruments社から出ている「MASSIVE」です。こちらは同社のKOMPLETEシリーズの中にも含まれています。
KOMPLETEシリーズについてはこちらの記事もご覧ください。
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以上が効果音を作るための基本的な方法です。もちろん、これ以外にも方法はありますが、効果音を作ってみたい!と興味を持ってくださる方がいらっしゃれば幸いです。ぜひ参考にしてみてください。