日本武道館が音楽の聖地と言われている理由とは?玉ねぎの謎も解説!
なぜライブの聖地なのか
日本武道館は「ライブの聖地」と言われており「日本武道館でライブを行うこと」を目標とし活動をしているアーティストたちは多いでしょう。
今では音楽ライブの他にお笑いライブやプロレスなど、さまざまなイベント会場として常に人気の高い会場です。
しかし日本武道館はもともとスポーツを行えるよう作られた会場のため、音響などはあまり良くないと聞きます。
では一体なぜ、日本武道館はこれほどまで音楽アーティストたちに人気となっているのでしょうか。
きっかけはビートルズ
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日本武道館をライブ会場として初めて利用したポップスアーティストは「ビートルズ」です。
ビートルズが日本に来日する話題でファンたちは大騒ぎとなり、日本武道館でのチケットを買い求めようと読売新聞社へ20万人の応募ハガキが殺到しました。
3日間の公演を行ったビートルズですが、1日目の公演の前座では 「内田裕也」さんや「望月浩」さん、さらに「ザ・ドリフターズ 」も務めたそう。
なぜ日本武道館で行ったのかは、日本武道館の最大主要人数約1.4万人という超巨大会場だったことが理由としてあげられます。
そしていつしか「この規模を埋めつくしたアーティストは人気の証拠」というステータスが生まれ、日本武道館は「ライブの聖地」と言われるようになったのでしょう。
日本人初ライブは西城秀樹
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日本武道館にて日本人初のライブを行ったのは「西城秀樹」さんでした。
西城秀樹さんは1985年に行われた日本武道館でのソロ公演を録音し、ライブアルバムとして発売。
西城秀樹さんをはじめ、あらゆるアーティストたちがライブ録音を行った影響からか、日本武道館でのライブを録音し販売するアーティストたちも増え、さらなる日本武道館の知名度向上に繋がりました。
360度囲む円形状の客席
日本武道館はもともと運動競技をする場として設けられた会場のため、音の響き具合などはコンサート会場などに比べ今ひとつでしたが、360度から見渡せる客席は思いの外ステージに近く、お客さんにとって臨場感を堪能できる空間です。
そのため全方向から見られているという会場に惚れ込むアーティストも多く、その代表格として最も多く日本武道館で公演を行っているのは「矢沢永吉」さんです。
通算140回以上の公演を行なっており、日本武道館の雰囲気を気に入っているアーティストの1人でしょう。
また時代の変化と共に集客方法なども変わり、現在では有名アーティストに関わらず、メジャーデビュー前のバンドでも公演できるようになりました。
そのため以前に比べ日本武道館でのライブには特別感が弱まってしまったように感じますが、それでもなおアーティストにとって「ライブの聖地」であることは変わりないため、これからも多くのアーティストによって日本武道館というステータスが消えることはないでしょう。
まとめ
今回は「日本武道館はなぜライブの聖地と言われているのか」について解説していきました。
東京オリンピックの柔道種目が正式に決まり、武道会場として生まれた日本武道館でしたが、ビートルズの日本公演をきっかけに「ライブの聖地」と言われるようになりました。
時代と共にライブの集客方法も変わり、今ではデビュー前のアーティストでも武道館でライブを行えるようになりましたが、依然として日本武道館はライブを行うアーティストにとって憧れの聖地であることは変わりありません。
日本武道館を目標とするアーティストの応援や会場入りを実際にし、リニューアルした武道館を堪能してみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。