なにこの暗号!?譜面の記号を理解しよう!〜その2〜
こんにちは。こちらは『なにこの暗号!?譜面の記号を理解しよう!〜その1〜』(以後〜その1〜とします。)の続編となります。〜その1〜では、基礎的な記号をご紹介しました。こちらでは、それに続いて、楽譜によく出てくる音楽記号をご紹介したいと思います。「暗号のようだ…」と思っていたものも、きっとこれで解決できるはずです☆
記号のご紹介
今回は、音楽のフレーズを“繰り返す”ための記号をご紹介したいと思います。
これらの記号は、反復記号(はんぷくきごう)と称されます。
反復記号は、似たような記号があり、それぞれで少しづつ意味が違うので、間違えないよう、気をつけましょう!!
どのような順番で繰り返しをするのか、問題のようになっているので、皆さんも考えながら読んでいって下さい!
【リピート】
https://unisession.com/ より
楽譜のフレーズの最後に、小節線(しょうせつせん。五線譜に縦線で書かれている区切り線のこと)に書かれるもの。
基本はリピート記号に挟まれている部分を繰り返しますが、記号がない場合は、曲の冒頭から繰り返します。
1度繰り返したら、その先の部分へ進みます。
①の正解は、A→B→C→B→C→D
となりますね。
【1かっこ・2かっこ】
https://unisession.com/ より
リピート記号が書いてる小節の上に、1かっこ、2かっこ(、3かっこ、4かっこ〜…と存在することもあります。)が書いてあることがあると思います。
リピート記号は、1度繰り返したら先へ進みますが、かっこが書いてある部分は、かっこ内にもリピート記号が伸びます。1度目は1かっこの中を演奏し、繰り返した時は1かっこ内の部分は飛ばして2かっこへと飛びます。
例えばこれが3かっこまであった場合は、2かっこ内の音を演奏した後、再びリピート記号(場合によっては冒頭)へと戻り、今度は1かっこ内の小節も2かっこ内の小節も抜かし、3かっこへと進みます。
①の正解は、A→B→C→A→D→E
となります。
【ダル・セーニョ】
https://unisession.com/ より
「D.S.」と略されて描かれることが多いです。正式には「Dal Segno」と書きます。このマークが書かれているところまで、演奏したら、「セーニョ」記号があるところまで戻って演奏します。「セーニョ」記号から繰り返しの演奏をした後は、同じマークは無視して先に進みます。また「コーダ」記号でコーダへと飛ぶ場合や、「フィーネ」記号が出てくることももあります。(コーダ記号、フィーネ記号はこの先の文で説明します。)
この場合は、A→B→C→D→E→B→C
となります。
【ダ・カーポ】
https://unisession.com/ より
「D.C.」と略して表記されることが多いです。正式には「Da Capo」と書きます。このマークが書かれているところまで演奏をしたら、曲の冒頭に戻ります。1度繰り返したら、先へ進みます。
また「コーダ」記号でコーダへと飛ぶ場合や、「フィーネ」記号が出てくることももあります。(コーダ記号、フィーネ記号はこの先の文で説明します。)
この場合は、A→B→C→D→E→A→B→C
となりますね。
【フィーネ】
「Fine」と書かれます。ダ・カーポやダル・セーニョで曲の冒頭や途中部分に戻った際に有効になる記号です。記号により冒頭や途中に戻り、その部分を演奏している際に記号が出てきたら、その小節で曲が終了します。
【コーダ】
https://unisession.com/ より
「Coda」と書かれます。ダ・カーポやダル・セーニョで曲の冒頭や途中部分に戻った際に有効になる記号です。記号により冒頭や途中に戻り、その部分を演奏している際に、「コーダ」記号が出てきたら、譜面の最後にある「コーダ」のゾーンへ飛びます。そして「コーダ」のゾーンを最後まで演奏して、曲は終了になります。
これは、A→B→C→D→B→C→E→F
となりますね。
まとめ
いかがでしたか?
〜その1〜に続き、音楽記号を紹介させていただきました。
まだまだ多くの記号がありますが、基礎的な記号はこれでマスターしたと言えるでしょう♪
楽譜には、たくさんの情報が詰め込まれています。分からない記号の意味を調べることは、本当に勉強になりますので、皆さんもぜひ楽譜をじっくり見てみてください☆