DTMにも良いところと悪いところがある!!
今の音楽シーンを語る上で必ず出てくるのは「DTM」です。
デスクトップミュージックの略であるDTMは、パソコンの普及と共に広がったものです。
プロアマ問わず、多くのミュージシャンがパソコンで音楽を作れる時代が来たということになります。
今から始めようと思う方も多くいると思いますが、良い面だけではありません。
何事にもメリットがあればデメリットがあるのです。そして、DTMも例外ではありません。
DTMのメリット
まずは、良い面を見ていきましょう。
DTMでは一人で作る方が多いと思います。
もちろん、共同作業でやる方もいますが、一人で作り上げる人の方が多いと思います。
一から自分の思った通りに曲を作れるというのは、大きなメリットです。
バンドで作り上げる音楽も、それはそれでいいのですが、それぞれのパートが個性を出しすぎてしまう時もありますよね?
作曲者からすると、「ここはこうしてほしいのに!」って思うこともあると思います。
でも、DTMなら自分の思うままに作り上げることができるのです。
出来上がった作品も、バンド名義でなく、自分一人の名義になるので、良い評価がもらえたときはより嬉しさがあります。
DTMのデメリット
音楽の知識だけでなくパソコンの知識も必要
簡単にできそうなイメージはあるのですが、作曲をするので、音楽の知識はもちろん必要になってきます。
DTM用にコード進行が載っている本などもあるので、そうしたものを使うのも良いですが、コード理論や楽典などは、知っていた方がより作りやすくなります。
そして、パソコンの知識も必要になります。
CPU、メモリ、ハードディスクなどのハードウェアの面と、インストールなどのソフトウェアの面。
どちらもある程度知っていないと、DTMで使うDAWソフトを正常に起動させたり、使いこなすことが難しくなります。
生音には敵わない
DTMの最大のデメリットは生音、つまり、本物の楽器の音には敵わないということです。
DAWソフトに入っている音は、例えばギターなら、ギターの生音でなく、それに近い音を作って出しているということなので、さすがに、本物のギターの音には敵いません。
もちろん、ソフトによっては生音を収録した音源を使えるものもあります。
ただそれは、別売りのプラグインソフトウェアと呼ばれるもので、DAW付属のソフトは生音で収録されているものは少ないでしょう。
そのため、より本物の音を出そうと、プログインソフトを買い足していく方も多いのです。
また、音が生音でも表現の仕方が機械的だと、本物っぽさが消えてしまいます。
グルーブ感や細かい表現は再現するのが難しいのです。
特にそれが顕著に出てくる楽器は、ギターとドラムです。
ギターの細かいニュアンスはギタリストでないと表現は難しく、ドラムのリズム感は、機械的ではない人間っぽさをどう表すかが難しいところです。
まとめ
新しく何かを始めるときは、メリットデメリットを比べますよね。
DTMでも同じように比べてみてください。
あえて、機械的な音楽が良いという方には、すごく魅力が多いかと思います。
バンドサウンドが良いという方も、試行錯誤して、より本物っぽく仕上げられたらその達成感はとても大きいと思います。
DTMでは最初のハードルは高いと思いますが、使い慣れてくると、パソコンでしか作曲ができないという方もいるくらい作曲が楽に、楽しくなりますよ。