クラリネットの練習方法の中でロングトーンの種類や吹き方
クラリネットの練習の中で、基礎練習があります。
その中には、ロングトーンといって、長く音を出すといった練習方法があります。
クラリネットで音を長く出すことが、いかに難しいか、演奏している方はすでにご存じですね?
吹き方の種類も色々ありますね。長く、強く出す。または調和して出す。いかにきれいな音色で音を出すかは、クラリネットの角度や唇の調整ですね。
そんなノウハウを詳しく語ります。
ロングトーンの練習
どうやって練習するの?
まずは、基礎ができていないと、音は雑音が混じってしまい、きれいに長く吹くことはできません。基礎をまずしっかりと練習しましょう。ロングトーンを出すのは、基礎の中の基礎です。
この練習できれいな音色が出る様になったら、楽譜をきれいに演奏することができます。クラリネットを組み立てて、一番最初に行うのが、チューニングです。音をみんなと合わせて、それから演奏に入りますね。
なので、このチューニングをするためには、ロングトーンの音色がしっかりと出ないといけません。
注意点を項目ごとに載せておきますので、それを意識して音を出す様にしてみましょう。
ロングトーンの注意点
- 準備としては、リードとマウスピースの調整から。
ここが一番大事で、長く演奏するためには、雑音が混じらない様にするため、必要です。 - 腹式呼吸で、しっかりとおなかから吸い込むようにして、音を長く出す準備をする。
- 姿勢とクラリネットの角度・唇の当て方・調整を意識してみる。
- 長く出る音が変わらない様に意識して、吸い込み、吐き出しを感覚で調整していく。
- ほっぺを膨らませない。
(これは、よくやってしまいますが、音が濁りますから、クセになっていたら、直しましょう。) - 仲間がいれば、仲間とチューニングし、自分の音と他の人の音色の違いを意識し、
- きれいな音色を出す人の音を真似る感じで唇や腹式呼吸を調整する。
といった感じでしょうか?
一人の場合でも、全く同じ練習方法なので、ぜひお試しあれ。
美しい音色で
どうやれば美しい音色になる?
クラリネットを購入し、組み立て、初心者として吹く事を過程してみますと、ロングトーンは、すごく難しいんです。
いかに美しい音色を出すか?それは、練習しかありません。長くきれいに出す練習を、一日10分ずつしたとします。
そうしましたら、一年で単純に計算して、3,650分になります。それだけ吹いたら、きれいな音色が出るでしょう?
なので、練習したほどなのです。
何度も、何分も、積み重ねによって、誰でもきれいな音色になります。
明日から、と言わずに、今日から始めてみましょう。
みんなとの演奏が楽しくなりますよ。
ロングトーンの種類
種類は何種類?
ロングトーンと言っても、同じ音階を長く伸ばすだけではありません。
音を長く出しながらの練習もあります。
ここでは、ロングトーンの種類について説明いたします。
- 音階ごとに長く吹く
これは、ある一定の音だけぶれたり、キーを押す力が弱いと雑音が出ますから、一つの音階ごとに必ずチェックします。苦手なキーがありますから、それを集中的にきれいな音色になる様に練習します。 - オーバーブロウ
これは、長く吹きながら音階をずらしていく方法です。(ドレミファソラシド・レミファソラシドーといった感じです。半音もお忘れなく。) - アンブシュア
これは、同じ音を強弱が一定で、長く出す練習のことです。これができれば、OKです。 - タンギング
タッタッタッタッタと舌で音を区切りながらの練習です。
(これができないと、楽譜は演奏できませんね。) - 楽譜の小節まで一息で
楽譜の小節まで一息で演奏する練習です。
(何度も呼吸しながら演奏すると、音が途切れてしまいます。) - 上級者はビブラートをかけてみる
ビブラートがかかると、きれいな音色に聞こえてきますね。そんな練習もチャレンジしてみましょう。
ぜひ、やってみましょう。
まとめ
まずは練習
いかがでしたか?こんな練習していますか?
まだでしたら、ロングトーンは基礎中の基礎ですので、しっかり練習していきましょう。
一日10分~20分一人での練習の積み重ねが、差をつけるポイントとなりますよ。