小学校でなぜリコーダーを習うのか【フルートとの激動の戦い】

小学校でなぜリコーダーを習うのか【フルートとの激動の戦い】

小学校でリコーダーを習う理由

リコーダー記事 小学校で習う理由

みなさんは小学校でリコーダーを習った記憶はありませんか?

実は日本の学校でのリコーダーは戦後の1959年頃、横浜の小学校に導入されたのが始まりだそうです。

ではなぜリコーダーが学校の教材として選ばれたのでしょうか。

素朴な疑問ですが、しっかり理由があったんです。

 

使いやすさ

リコーダーは使いやすさの理由が主に5つあります。

 

・簡単に音が出る

・手入れがしやすい

・子供でも扱いやすい大きさ

・プラスチック製品

・とても安価

 

子供の手にフィットする大きさですし、息を吹き込めば簡単に音の鳴る楽器なので、小学生の教材としてピッタリなことがわかります。また、プラスチック製品でもあるので、安価で家庭にも優しく、軽さが持ち運びに苦労しない点もあげられます。

 

楽器の基礎が学べる

音楽楽器の基礎を学べる理由についても4つあります。

 

・息を吹き込むと音が鳴る

・音を出すという感覚を掴むことができる

・音程感覚が掴みやすい

・スムーズに他の楽器も取り組める

 

楽器の基礎となることをリコーダーを通して学ぶことができます。

息を吹き込めば簡単に音が出るので、楽器を鳴らす感覚を掴むことができたり、

リコーダーはすでにピッチ(音程)が決まっているので、聞けば聞くほど音程の感覚を掴むことができます。

また、似たような吹き方の楽器や、似たような指の動きなどの楽器はたくさんあり、

これから先、気になる楽器が出てきたらスムーズな移行ができるようになるでしょう。

学習指導要綱

学校には教育プログラムの中に学習指導要網という項目があります。

学習指導要網に沿って、すべての科目の授業が成り立っているのですが、

音楽の科目でも

「リコーダーや鍵盤楽器(鍵盤ハーモニカ)を3・4年生の授業で使いましょう」と推奨しています。

なので全国の小学校でリコーダーが普及されていったことが納得できますね。

 

同じく鍵盤ハーモニカもこの学習指導要網のおかげ

習っていたということになります。

ちなみに小学校で習うリコーダーの種類は「ソプラノリコーダー」です。

 

次にリコーダーの種類について解説していきます。

 

リコーダーの種類

リコーダー記事 リコーダーの種類

小学校で教わるタイプはほとんどがソプラノリコーダーです。

では他にどんなタイプがあるのでしょうか。

 

実はリコーダーには

・クライネソプラニーノ

・ソプラニーノ

・ソプラノ

・アルト

・テナー

・バス

・グレートバス(大バス)

・コントラバス

なんと8種類のリコーダーが存在するのです。

 

クライネソプラニーノが一番小さく、高音が特徴です。

アルトリコーダーはソプラノリコーダーより一回り大きいリコーダーで、中学校で習った記憶があるんじゃないでしょうか。

そしてコントラバスが一番大きく、低音が特徴です。しかもコントラバスは2mも長さがあるリコーダーなのです。大きすぎるためか、直接口をつけて演奏することはできません。上部から伸びるパイプを使って、そこに息を吹き力強い低音を生み出す奏法です。

コントラバスリコーダーまでなると、あまりお目にかかれない楽器なので、コンサートなどで見ることができたらラッキーですね。

 

まとめ

今回は「リコーダーについて」解説していきました。

なぜ私たちは小学校でリコーダーを習っていたのか、素朴な疑問を解消できた内容だったかと思います。

リコーダーの種類は8つもあり、一番大きいリコーダーは2mもあります。もしお目にかかれる時があればラッキーですね。

今、楽器を経験されている方も、気づかないうちにリコーダーに基礎を教えてもらっていたのかもしれません。

そう思うと、愛着が湧く楽器なので、たまに思い返してあげてください。

最後まで見ていただきありがとうございました。

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