徹底解説!ピアノ調律が必要な理由
調律してないとどんな事が起こるの?
- 音がかなり低くなっている(半音近く下がっていても毎日弾いていて気づかずに使っている場合も。。。)
- 音が出ない
- 湿気がこもりカビが生える
- 鍵盤の戻りが遅いor戻ってこない
- 鍵盤から手を離しても音がなり続ける
- 雑音がなる
- 虫やネズミが住み着く etc…
後半鳥肌が立つようなものもありますが、、、(笑)ざっとこんな感じです。
1つ目のかなり音が低くなっているというのは実は気づいていないで使っているという方が意外と多いです。そのピアノでしか弾かないので低くなっている音で耳が慣れてしまい、そのまま娘様や息子様が低い音でレッスンの曲を練習をしている、、、なてことも。幼少期は特に耳が発達している段階ですのでズレた音程で練習を繰り返すと音感に影響が出る可能性もあります。大切なお子様の成長期にはやはりちゃんとした音で練習させてあげたいですよね。
またそれに付随して、音が低くなるということは先程もお話しした通り弦が緩んでいるということです。つまりかなり緩んだ弦を戻すには、かなり弦を引っ張らないと元に戻らないということです!用は調律の際に断線のリスクが高まるということです。ゴムでもなんでも引っ張れば最後は切れます。弦も同じで引っ張りすぎると張力に耐えられずに切れてしまうのです。
湿気には要注意!
そしてピアノの大敵は湿気です。ピアノの大部分は木でできていますので、湿気の影響を受けやすいです。長年閉じたままのピアノの内部には高確率で湿気が溜まります。すると内部の部品たちは湿気を吸収して膨張し、お互いを邪魔しあって動きが悪くなります。これらが原因で鍵盤の動きが悪くなったり音が出なくなったりするのです。逆に過乾燥もよくないので人間が過ごしやすい湿度50〜60%を保てると良いですね。
調律をするベストな間隔は?
1年に1回は必ずやりましょう!間隔が空いたとしても2年くらいに留めておいた方が良いと思います。なぜなら調律師が定期的に状態をチェックしていれば、上記のような事が発生しそうになっても防ぐ事ができると思います。また湿気に弱いのでこまめな換気が必要です。お部屋ももちろんですが、ピアノの上のフタをパカっと開けてあげるだけでも良いのでお天気の良いカラッとした日にぜひやってみてください!
さいごに
いかがでしたでしょうか。調律を定期的にする事で様々なリスクを回避し、ピアノの品質を維持する事ができます。人間が定期的に健康診断をするのと同じでピアノもメンテナンスが必要です。是非お気軽にピアノのお医者さん(調律師)に声をかけてみてください。きっとお持ちのピアノを最善の状態にしてくれるくれるはずです。