ギターがライブリハーサル時に知っておきたい専門用語
こんにちは、皆さんはライブハウスでのリハーサルの際「返し」「中音」など聞い慣れない単語を耳にしたことはないでしょうか。
ライブをするにあたって、リハーサルを通し演奏以外にも様々な決め打ちを行い本番の音を作っていきます。
今回はそんなリハーサルの用語についてギタリスト目線で解説していきたいと思います!
目次
ギター目線!ライブハウスでリハーサルする際の専門用語

あいさつ
基本中の基本です。入館した際はもちろん、リハが始まるときにも元気良く挨拶しましょう。
楽屋(がくや)
出演者の控室です。機材を置いたり休憩・準備など行えます。
PA(ピーエー)
ライブハウスの音響担当の人をPAと呼びます。リハーサル中の音に関する依頼は基本的にすべてこの人に伝えることになります。
卓(たく)
PA卓のことを指します。要するにミキサーなどの機材です。
照明(しょうめい)
照明担当のスタッフを指します。ライトの色や演出の要望などはこの人に伝えましょう。
ローディー
楽器の本数が多いなどの理由でギタリストが1人で楽器交換など行えない場合、人に依頼することがあります。その人のことをローディーと呼びます。楽器の交換はもちろん、チューニングの変更や切れた弦の交換、大量にあるエフェクターの踏み分けなども行うことがあります。
箱
ライブハウスのこと。
搬入(はんにゅう)
自分たちのバンド機材をステージに入れることです。
搬出(はんしゅつ)
自分たちが使った機材をステージから降ろすことです。
中音(なかおと)
ステージ上でなっている音のことで、ミキサーなど通っていない状態での音を指します。ここでバランスが取れていることがライブでので音に密接に関わってくるので中音に対する指摘は意識的に耳を傾けるようにしましょう。
外音(そとおと)
ミキサーを通った音で、ライブハウスのスピーカーから出力されている状態の音です。観客が実施に聴く音はこの音になります。
ハイ
高音域を指します。
ミドル
中音域を指します。
ロー
低音域を指します。
返し(かえし)
ステージ上やステージ横にある演者用のスピーカーから出る音を指します。外音とは別で演者の演奏し易い音を拾うことができます。
ドラム3点(どらむさんてん)
ドラムの「スネア」「ハイハット」「キック」の3つを指します。クラッシュやチャイナ、タム類とは違い基本的な拍で鳴ることが多い部位なのでリズムキープのために返しの音量を上げる人も多くいます。
同期音源(どうきおんげん)
生演奏と合わせてあらかじめ準備した音源を流す際の音源を同期音源と呼びます。同期と略称で呼ぶことが多いです。
切る・カット
音の出力を0にすることを指します。余計な音や必要以上の音色がある楽器など、演奏を妨げる可能性のある音がある場合はPAさんに言って音を切ってもらうこともできます。
音色(おんしょく)
ディレイやコーラスといったモジュレーションやディストーションなど、音色の種類を指します。
歪み(ひずみ)
オーバードライブやディストーションなどのゲインのことです。
上手(かみて)
ステージの客席から見て右側を上手と呼びます。
下手(しもて)
ステージの客席から見て左側を下手と呼びます。
ハイが痛い(はいがいたい)
高域が出過ぎると、耳に刺さるようなキンキンした音になります。このことをハイが痛いなどと言い表します。
回る(まわる)
低音が出すぎると、ライブハウスの中で低域が跳ね返り過ぎてしまい聞き手に不快感を感じさせることがあります。この現象をローが回るなどと言い表します。
抜け(ぬけ)
複数のパートの音がある中で自分の音がはっきりと聞こえている状態を抜けがいいなどと言い表します。またこれは単純な音量ではなく音のバランスが取れている状態で形容されます。
押す(おす)
予定時刻よりも時間がかかっていることを時間が押すと言います。
巻く(まく)
予定時刻よりも時間が早まることを時間が巻くと言います。
まとめ

以上のようにライブをするにあたって覚えるべき専門用語は以外と多かったりします。
とはいえ憶する必要はなく、場数を踏んでいくことで大抵のことはすぐに理解できるようになると思います。
こうした用語を理解することはPAの人に自分たちの音のイメージを伝えたりする役にも立ちますし、結果的にいいライブに繋がります。
用語の理解を通してより良いリハーサルを、そして皆さんのライブ生活が少しでも充実したものになることをお祈りしています。