目で見て知ろう!自分の吸う力
皆さんは「ブレス練習」をされているでしょうか。おそらく多くの管楽器奏者の方は、一番初めに習った練習ではないでしょうか。色々なブレス練習があり、それぞれに良いところがあるのですが、今回はそんなブレス練習を‘‘見える化‘‘して、自分の吸う力を確かめる方法をご紹介します。
◆吸う力ってなあに?
管楽器を吹くにあたって、空気を吸う力が必要なことはお分かりかと思いますが、みなさんは自分がどのくらい吸う力があるか確かめたことはあるでしょうか。楽器を吹いていて、最初はしっかりすえていたのに曲の最後になるとどんどんすえなくなってしまう、バテテしまうということはないでしょうか。今回ご紹介するのは「吸う力が継続できているか」を確かめる方法です。
◆吸う力を確かめる方法
まず、ビニール袋を用意してください。自分が息をしっかり吸ってはいたらパンパンになるくらいの大きさが適当です。今回は、わかりやすくスーパーなどにある普通のビニール袋を用意しました。
※色々な大きさの袋を用意して、自分が吐く息がどのぐらいかを確かめるのもおもしろいです。袋はだいたい「何リットル」と容量が書かれているので、自分の吐く息が何リットルなのかわかります!
- しっかり息を吸う
- 最後まで吐く
- パンパンになったことを確認する
- 口をつけたままその袋のなかの空気を吸う
ここまでやったら袋の中の空気はどうなったでしょうか。
全部吸えて、ぺったんこになった人
と、まだ息が残ってる人
がいるのではないでしょうか。
◆大切なのは吸引力が衰えないこと
どこかの掃除機のような謳い文句ですが、これを何度かやってもぺったんこにする必要があります。
もしかすると一回目でも吸いきれない人がいるかもしれません。吸いきれないということは、はじめはすえていた空気が何回も吸って吐くことで吸引力が衰えてしまっているということです。まずは一拍で自分が吐いた息を吸いきる練習をしてみてください。そうしていくと、何度やってもしっかり吸えるようになっていくでしょう。なにより、袋を使っているので、目に見えてできていることがわかってくると思います。
◆まとめ
今回は簡単に自分の吸う力を確かめる方法をご紹介しました。楽器を持たない時間が実は大切であったりします。音が出せないときにでもやってみてください。ただし、吐いた息を吸っているので、酸素が薄くなっています何度も何分間も続けると体に良くないので気を付けてください。また、袋は必ず手で持ち、鼻は覆わないように気をつけましょう。