ドラムロールってどうやるの?賞の発表にも使える!
式典などで、「それでは、優秀賞の発表です!」という前置きの後に、「ダララララララ…シャーン!」というドラムとシンバルの音が聞こえた後、「〇〇さんです!」と受賞者を発表することがありますね。この、「ダララララララ…」の部分、どうやって音を出しているか知っていますでしょうか?この奏法をドラムロール(バズロール)といい、スネアドラムなどを演奏する際、奏者は少し特殊な叩き方をしています。今回は、ドラムロールの演奏の仕方について、ご紹介します!
ドラムロールの練習方法①ドラムを叩いた後止めずに脱力する
普通、ドラムを叩いた後は、ドラムの表面から跳ね上がったスティックをすぐにぐっと握って止めますね。そうすることで、「タン!」というクリアな音を1回だけ出すことができます。
しかし、今回はドラムロールの練習ですから、叩いた後、スティックをぐっと握らずに、少し脱力してみましょう。すると、ドラムスティックはドラムの表面で何回も弾み、「タン、タンタンタタタタタタ…」というような音が出ます。最初は大きい音ですが、弾むに任せているとだんだん小さく弱まっていき、やがてドラムの表面でスティックが止まります。これが基本の叩き方です。
ドラムロールの練習方法②連符で弾ませる
今度は、片手だけではなく両手でドラムロールを行います。まずは四分音符で練習します。右、左、右、左と四分音符をドラムロールの叩き方で演奏します。「タンタン、タタ…」「タンタン、タタ…」「タンタン、タタ…」「タンタン、タタ…」などと聞こえてくるでしょう。いつもだったら、次の手を演奏するときになったら前の手はぐっと握って上で止めますが、ドラムロールのときは演奏を止めません。
これをだんだんと細かくしていきます。つまり、こんどは八分音符、三連符、十六分音符で行っていきます。八分音符の時は「タタ」「タタ」「タタ」「タタ」とまだ粒で聞こえてきますが、三連符や十六分音符になってくると、「ダララ」「ダララ」「ダララ」「ダララ」…そして「ダーーーーッ」と音のかたまりのように聞こえてくるはずです。
まとめ
ドラムロールの演奏法、意外と簡単でしたでしょうか?理論は簡単でも、実際にやってみると苦戦する人も多いようですよ。テンポがないように見えるドラムロールでも、十六分音符で練習していると思うとびっくりしたかもしれませんね。ぜひ、きれいに均一に叩けるように練習してみましょう。