目的にあった楽器を購入しよう!チューバの購入について
チューバにはサイズやバルブの違いや調整の違いによって様々な種類があり、プロの演奏家はそれぞれのシチュエーションや指揮者の指示によって持ち変えたりします。
最近は比較的価格の抑えられた楽器も出てきましたが、それでもチューバは決して安い楽器ではないので、趣味で始める人も、これから勉強を始める人もある程度は自分がどのような活動をするのか決めてから、楽器の購入をした方が良いと思います。そこで今回のテーマは目的に合った楽器の選び方です。
吹奏楽の場合
日本では最も多くの人が吹奏楽団で演奏しているのではないでしょうか。吹奏楽では主にバンドの支えとなる事がおおいのでそれに見合った豊かな音量、音色が出る4/4サイズ以上のB♭管やC管の楽器が望ましいでしょう。
オーケストラの場合
オーケストラでのチューバの役目は多岐にわたるため、大きなコントラバスチューバ(B♭,C管)とバスチューバ(F,E♭管)の二種類の楽器が必要になります。
プロの演奏家は曲やオーケストラのスタイルによって調性だけでなくバルブなども含めて楽器を選択しますが、近年ではアマチュアの楽団でもドイツスタイルの楽器で統一したりする楽団もあるので、購入の際は注意が必要です。
アンサンブルの場合
金管アンサンブルの場合はオーケストラ同様に作曲家の国やスタイルによって選択する楽器も変わってきますが、ソリスティクな要素があったりするのでB♭,C管の場合3/4位の小型の楽器やF,E♭管といった楽器が響きや操作性を含めて扱い安いと思います。
英国式ブラスバンドの場合
近年はいろいろな楽器が使われるようになりましたが、オリジナルの編成ではアップライトのピストンのE♭,B♭管の楽器が使われます。ブリティッシュスタイルの独特のハーモニーを作るため他の楽器もコルネット等を使っている事を考えると、是非ともアップライトの楽器で演奏したいものです。
ソロの場合
チューバでソロをメインに演奏することはなかなか無いかと思いますが、多くのソロの曲の音域やレスポンス、音色を考えるとF,E♭管の楽器がよいでしょう。しかしながら吹奏楽団の中でバンドの伴奏で演奏する様な場合比較的音域も低くC,B♭管の楽器で演奏できる作品もあるのでその場合はC,B♭管で演奏するので問題は無いと思います
最後に
いかがですか?自分の主に演奏する演奏形態にふさわしい楽器の種類はわかりましたか?
どうしても1つの楽器でという方には音色的にも音域的にも幅広く使えるC管の楽器をお勧めします。