【ホルンはギネス世界記録!?】知られざるホルンを解説!
世界一難しい理由
オーケストラで使用されている管楽器の中で、最も難しいと言われているのは「ホルン」と「オーボエ」だと言われています。
ギネスブックにも記載されており、その理由は音域と吹き方にあります。
それは、ホルンはチューバからトランペットまでの音域を表現できると言われているからです。
さらにホルンは、ピアノのように叩けば音がなるわけではありません。
3〜6本のロータリーしか存在しないので、唇の使い方や吹く力加減などによって音程を変える必要があるのです。
これは、演奏者の並々ならない努力と技術が問われる楽器なので、ギネスブックに記載されるのも納得がいきますね。
そんな世界一難しい楽器を演奏できるようになれば、優越感と達成感に満たされることでしょう。
ホルンの歴史
ホルンが誕生したのは16世紀のこと。当時は狩猟時の信号用楽器として動物のツノなどを利用し「角笛」として作られたのが始まりでした。
渦巻き状の形は、馬に乗りながらでも肩に担いで吹くことができるようにと設計されたと言われています。
さらに獲物を発見した際、後方にいる仲間へ知らせるという役割から、当時の名残で現在もベルは後ろ向きなんだそうです。
その後18世紀には、唇を震わせて音を出す今の演奏の仕方へと進化しました。これが「ナチュラルホルン」の誕生です。
18世紀中頃の古典派時代の作曲家たちが多く存在した頃、ベルの中に手を差し込み、音程を変える演奏方法が取り入れられました。
これは「ゲシュトップ奏法」と呼ばれ、自分の感覚で音程を変えることができます。
19世紀中頃には、次第にシングルホルンからダブルホルンへと人気が移行したのでした。
そして現在のホルンの演奏方法や形状へと受け継がれたのです。
まとめ
今回は「ホルンの種類や歴史」について解説していきました。
ホルンの正式名称は「フレンチホルン」。
その中でも数種類のホルンに分かれており、「シングルホルン」「ダブルホルン」「トリプルホルン」「ナチュラルホルン」などがあります。
さらに、ホルンは世界ギネスブックに掲載されるほど、世界一難しい楽器と言われています。
広い音域と、吹く加減が難しいことから登録されたのでした。
また、ホルンは元々狩猟用信号楽器として動物の角を加工し、作られたのが始まり。
年月を経て、今のホルンの形へと変化していきましたが、原型は昔のままなのは素晴らしいことですね。
今回の記事で、ホルンの魅力を知っていただけたかと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。